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J-GLOBAL ID:201802278199652122   整理番号:18A0422655

トロポニンTにおける肥大型心筋症関連変異はヒトiPSC心筋細胞における筋原線維混乱と催不整脈活動電位変化を引き起こす【Powered by NICT】

Hypertrophic cardiomyopathy-linked mutation in troponin T causes myofibrillar disarray and pro-arrhythmic action potential changes in human iPSC cardiomyocytes
著者 (10件):
資料名:
巻: 114  ページ: 320-327  発行年: 2018年 
JST資料番号: E0538A  ISSN: 0022-2828  CODEN: JMCDAY  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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心臓トロポニンT(TnT)の変異は心臓肥大をほとんど起こさないにもかかわらず心室性不整脈と突然死のリスク増加に関連している。マウスにおける研究は,肥大型心筋症(H CM)関連TnT I79N変異は筋フィラメントCa感受性を増加させ,不整脈原性であることを示唆しているが,マウスからの知見は,ヒト心筋細胞電気生理学にかどうか知られていない。ヒト心筋細胞におけるTnT I79N変異の影響を検討した。CRISPR/Cas9を用いて,TnT I79N変異はヒト人工多能性幹細胞(hiPSC)に導入した。マトリゲルマットレス法を用いた単一ロッド状心筋細胞(CMs)を生成し,収縮性,Ca処理と電気生理学を研究した。同質遺伝子制御hiPSC CMと比較して,TnT I79N hiPSC CMはサルコメア組織崩壊,増加した収縮機能と弛緩障害を示した。収縮性のCa依存は心筋細胞を含む変異にシフトした左側,増加した筋フィラメントCa感受性を示した。電圧固定hiPSC CMでは,TnT I79NはサイトゾルCa緩衝作用を増強することにより細胞内Caトランジェントを減少させた。Ca処理におけるこれらの変化は,心臓活動電位の拍動-拍動不安定性と三角測量,不整脈リスクの予測因子であることをもたらした。筋フィラメントCa増感剤EMD57033は対照hiPSC CMにおける類似活動電位三角形分割を生成した。TnT I79N hiPSC CMモデルは筋フィラメントの乱れ,高収縮性と拡張期機能障害のようなTnT結合H CMの重要な細胞特徴を再現するだけでなく,このTnT変異はヒト心室活動電位の催不整脈変化を引き起こすことを示唆した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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循環系の基礎医学  ,  細胞生理一般 

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