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J-GLOBAL ID:201802278255690911   整理番号:18A0286663

NAD~+依存性デアセチラーゼサーチュイン5はp65のアセチル化を促進することによりエンドトキシン耐性マクロファージの先天性炎症反応を救済する【Powered by NICT】

NAD+ dependent deacetylase Sirtuin 5 rescues the innate inflammatory response of endotoxin tolerant macrophages by promoting acetylation of p65
著者 (7件):
資料名:
巻: 81  ページ: 120-129  発行年: 2017年 
JST資料番号: T0754A  ISSN: 0896-8411  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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重症敗血症における低炎症性および免疫抑制状態の誘導と持続性は一般的に二次感染と死亡率のリスク増加と関連している。マクロファージ/単球のToll様受容体(TLR)誘発炎症反応は,急性期炎症の結果と敗血症の免疫抑制相中の低炎症を決定する上で重要な役割を果たしている。しかし,エンドトキシン耐容性マクロファージにおける低炎症反応を制御するための機構は完全には理解されていない。炎症の代謝調節は新しい分野であり,AMP/ATPと酸化されたNAD~+/還元NADHの間のバランスは,炎症および代謝と関連していることを考慮し,著者らはTLR誘発先天性炎症反応におけるNAD~+のレベルを分析し,NAD~+の減少したレベルはin vivoとin vitroの両方で増加した炎症性サイトカイン産生に有意に関係することを見出した。NAD~+依存性III型脱アセチル化酵素サーチュインファミリーメンバーの発現と機能をスクリーニングすることにより,著者らは,SIRT5とSIRT1/2はマクロファージにおいて反対の発現パターンと機能を有することを見出した。SIRT5欠乏は敗血症の急性および免疫抑制両相におけるTLR誘発炎症を減少させた。興味深いことに,細胞質SIRT5は,SIRT2の阻害効果を打ち消しとp65のアセチル化とNF-κB経路の活性化を促進することによりマクロファージ及び内毒素耐性マクロファージでも先天性炎症反応を増強した。機構的には,SIRT5は,SIRT2と競合し,デアセチラーゼ活性非依存性方法で,NF κBp65と相互作用するSIRT2,p65のアセチル化の増加とNF-κB経路とその下流サイトカインの活性化をもたらすによるp65の脱アセチル化を阻害した。著者らの研究は,敗血症における異なるサーチュインメンバーの新しい機能を発見し,異なる敗血症相でサーチュインファミリーメンバーの標的化は,敗血症の進行を正確に制御するために有用であることを示した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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免疫反応一般  ,  遺伝子発現 

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