文献

J-GLOBAL ID：201802278290500390   整理番号：18A0522852

集中農業下での火山性土の熱帯高度勾配に沿った土壌炭素入力と出力の変化【Powered by NICT】

Changes in soil carbon inputs and outputs along a tropical altitudinal gradient of volcanic soils under intensive agriculture

著者 (2件)： Sierra Jorge (ASTRO Agrosystemes Tropicaux, INRA, 97170 Petit-Bourg, Guadeloupe, France) ,  Causeret Francois (ASTRO Agrosystemes Tropicaux, INRA, 97170 Petit-Bourg, Guadeloupe, France)
資料名： Geoderma  (Geoderma)
巻： 320  ページ： 95-104  発行年： 2018年 
JST資料番号： E0256B  ISSN： 0016-7061  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 火山性土は土地利用と気候温暖化における変化に非常に脆弱である土壌有機炭素(SOC)の大きなストックを含んでいた。本研究では,熱帯高度勾配(100~700m,mm年~降雨と100mごと 0.7°Cの 1)に沿ってのSOC貯蔵量の変化,肥料と農薬の大量使用によって特性化二集約農業システム(バナナ単作および野菜)を受けるを調べた。は,これらの系におけるSOCは主に土壌鉱物学,気候因子と土壌耕うんにより制御されることを仮定した。プロセスベースのアプローチを用いた標高勾配に沿った土壌C入力と出力を決定した。バナナ単作システム(198プロット)をSOCの時間的定常状態によって特徴づけられる,野菜作物システム(55プロット)は高い年間SOC損失を示した。バナナシステムは,SOC無機化(k_SOC)のin situ速度定数の高度変化を初めて決定した。バナナ単作では,SOC貯蔵量は218%増加し,作物残さからのCインプットは44%減少し,k_SOCは標高勾配に沿った570%減少した。これらの結果は,SOC勾配は主にC出力量の変化により誘導されることを示した。アロフェン含量は高度(R~2=0.61;8g/kg~( 1)100m)と共に増加し,正のSOC含量(R~2=0.51)と相関し,負k_SOC(R~2=0.53)と相関していた。非晶質アロフェン鉱物内のSOCの物理的保護はk_SOCとSOCストック勾配の原因となる主要な因子であることを仮定した。厳密に,研究した地域における土壌鉱物学は主に降雨のレベルにより決定されるためアロフェン含有量と降雨の影響を分離することはできない。プロセスベース分析は,標高勾配に沿った温度の変化はk_SOCにおける観察された変化の22%を説明するだけでできることを示した。野菜作物の下のSOC貯蔵量も高度とともに増加した;それらは高い標高で低高度におけるバナナよりも57%低かったが9%だけ低かった。これは同時に高いCはより集約的な土壌耕耘による野菜作物の下での出力と,高度に保護されたSOCの土壌撹乱に対する回復力より大きな反映していた。結果は土壌栄養含有量も土壌の生物学的特性も,この研究で分析した集約栽培システム下でのSOCとk_SOC勾配に寄与していることを示唆した。全体として,SOCは低高度土壌における土壌耕起と温暖化に対してより脆弱であることを結論した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 無機化 ,  野菜 ,  キャラクタリゼーション ,  *農業 ,  *熱帯 ,  バナナ ,  土壌鉱物 ,  作物残渣 ,  アロフェン ,  単作 ,  土地利用 ,  降雨 ,  *火山性土 ,  土壌有機炭素
準シソーラス用語： 標高 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： アロフェン ,  バナナ ,  SOC分解 ,  土壌耕うん ,  温度感度 ,  野菜作物

分類 (1件)： 土壌化学  (FB04040C)

タイトルに関連する用語 (6件)： 農業 ,  火山性土 ,  熱帯 ,  高度 ,  勾配 ,  土壌炭素