抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本報告は,コミュニティ開発,建築,生活文化,創造活動などの観点から,1年間にわたって生活したロンドンのメイダベール通り88番地の地域資源的価値について考察したものである。調査結果として,土地は,セントジョンズの森とメイダベール地区の地域開発の歴史,およびイングランドの中世の最後の部分の歴史に関連していた。さらに,大規模化によりテラスハウスとなった1820年代に建設された半戸建住宅は,ジョージ王朝型の内装を有し,典型的な上部中層階級の人々の生活文化を伝えた。この住宅は,1940年代後半以降のクリスチアナ・ブランドに関する著者の研究に用いられ,2003年からの日本人留学生によるシェアハウスの研究として使用された。本報告のような地域資源の価値の記録は,日本における社会設計とコミュニティ設計の将来にとって重要になるであろう。(翻訳著者抄録)