文献
J-GLOBAL ID:201802278443288705   整理番号:18A1007493

デング熱およびキクングニヤウイルス感染症に対するMamea americanaおよびTabernaemontana cymosaの種子由来化合物の抗ウイルス効果【JST・京大機械翻訳】

Antiviral effect of compounds derived from the seeds of Mammea americana and Tabernaemontana cymosa on Dengue and Chikungunya virus infections
著者 (10件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 57  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7420A  ISSN: 1472-6882  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
背景:Dengueウイルス(DENV)とChikungunyaウイルス(CHIKV)の伝播は,特定の抗ウイルス治療の欠如により世界的に増加している。この理由のために,抗ウイルス能を持つ化合物の探索は,認可された薬剤または天然物のいずれかで,研究の優先事項である。本研究の目的は,Mammea americana(M. americana)およびTabernaemontana cymosa(T.cymosa)植物に存在する化合物のいくつかを同定し,その後,VERO細胞における細胞毒性およびDENVおよびCHICV感染に対するそれらの潜在的抗ウイルス効果を評価することであった。【方法】M.americanaおよびT.cymosa種子の乾燥エタノール抽出物を,オープンカラムクロマトグラフィー分画にかけ,4つの化合物の同定を行った:M.americana由来の2つのクマリン;そして,酢酸ルペオールとボカンギンはT.cymosaから誘導された。その後,各化合物の細胞毒性をMTT法(400~6.25μg/mLの濃度で)により評価した。前処理および後処理抗ウイルス分析を非毒性濃度で行った。得られたDENV阻害をリアルタイムPCRにより評価し,CHIKV阻害を平板法により試験した。結果を統計解析によって分析した。【結果】化合物は≦200μg/mLの濃度で低毒性を示した。M.americana植物から誘導された化合物クマリンA及びクマリンBは,ここで用いた2つの実験戦略の実施中に両ウイルスによる感染を有意に阻害した(阻害率50%以上,p<0.01;阻害率40%以上,p<0.01)。しかしながら,T.cymosa植物から誘導されたルペオール酢酸塩とボカンギン化合物は,後処理戦略の間にDENV感染を有意に阻害した(阻害率は70%以上,p<0.01)。【結論】in vitroで,クマリンはDENVとCHIKV(異なる実験戦略で50%以上の阻害率)によって感染を阻害することができ,これらの2つの化合物はDengueとChikungunya熱を治療するための潜在的抗ウイルスであることを示すことができた。さらに,酢酸ルペオールとボカギンはDENVによる感染を効率的に阻害し,Dengue熱に対する有望な抗ウイルス薬にもなる。Copyright 2018 The Author(s). All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物の生化学  ,  抗ウイルス薬の基礎研究 
引用文献 (68件):
  • Insects; Fighting arbovirus transmission: natural and engineered control of vector competence in aedes mosquitoes; J Kean, SM Rainey, M McFarlane, CL Donald, E Schnettler, A Kohl, E Pondeville; 6; 1; 2015; 236-78; 10.3390/insects6010236; CR1;
  • Viruses; Tissue barriers to arbovirus infection in mosquitoes; AW Franz, AM Kantor, AL Passarelli, RJ Clem; 7; 7; 2015; 3741-67; 10.3390/v7072795; CR2;
  • Antivir Res; Present and future arboviral threats; SC Weaver, WK Reisen; 85; 2; 2010; 328-45; 10.1016/j.antiviral.2009.10.008; CR3;
  • Revue scientifique et technique (International Office of Epizootics); Dengue and other flavivirus infections; V Choumet, P Desprès; 34; 2; 2015; 473-8; CR4;
  • Morrison CR, Plante KS, Heise MT. Chikungunya virus: current perspectives on a reemerging virus. Microbiology Spectrum. 2016;4(3).
もっと見る
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る