抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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背景:2型糖尿病の発生率は増加しており,中国の社会的健康管理システムに対する巨大な負担を生み出している。本研究は,中国,湖北省の2型糖尿病入院患者に対する入院特性と直接費用に基づく入院期間(LOS)を評価することを目的とした。【方法】2013年4月1日~2014年3月31日の間に退院した2型糖尿病と診断された合計1528人の入院患者を本研究に含めた。患者の入院と入院に関する情報は,病院情報システムから得られた。入院特性とLOSの関係,総費用の分布,合併症の種類について述べ,分析した。結果:(1)平均LOSは11.65日(中央値:10日)であった。多重線形回帰分析により,80歳以上の新しい協力医療機関(NCMS)の入院患者は対照群より長いLOSを有し,慢性または急性+慢性合併症の入院患者はそれらのない患者よりも短いLOSを有することを示した。(2)患者あたりの平均総費用は,合併症,慢性合併症および急性+慢性合併症を有する入院患者に対して,それぞれ,US159.72±130.83(中央値:US135.33),US240.60±166.58(中央値:US192.09)およびUS247.98±166.22(中央値:US200.99)であった。合併症のない患者の総および個々のコストは,2つのタイプの合併症を有する患者よりも有意に少なかった(p<0.001)。(3)患者あたりの平均総費用は,それぞれ,微小血管合併症,大血管合併症,および微小血管+大血管合併症を有する入院患者に対して,US225.40±115.32(中央値:US200.34),US221.25±177.64(中央値:US170.05)およびUS275.18±193.14(中央値:US217.91)であった。総費用は,他のタイプの慢性合併症を有する患者よりも,微小血管+大血管合併症患者に対して有意に高かった(p<0.001)。(4)薬剤は患者にとって最大の費用であり,最も安価な治療は看護ケアであった。結論:医療保険状態,年齢および合併症のタイプは,中国湖北省の2型糖尿病患者に対するLOSの予測に役立つ可能性がある。合併症を有する患者の総および個々のコストは,それらのない患者より高く,入院費用は重い負担をもたらした。都市と農村地域の医療保険システムを統合し,合併症のリスク,特に微小血管合併症を減少させることにより,患者への財政的影響を低減する努力がなされるべきである。Copyright 2018 The Author(s). All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】