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J-GLOBAL ID:201802278509262447   整理番号:18A1195979

都市大気粒状物質及びその水溶性及び不溶性画分に曝露したA549ヒト肺上皮細胞のin vitro毒性プロテオミクス解析【JST・京大機械翻訳】

In vitro toxicoproteomic analysis of A549 human lung epithelial cells exposed to urban air particulate matter and its water-soluble and insoluble fractions
著者 (10件):
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巻: 14  号:ページ: 39  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7342A  ISSN: 1743-8977  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景:PM組成は汚染源寄与と大気変換により複雑で変動があるので,浮遊粒子状物質(PM)の毒性は評価するのが困難である。本研究において,著者らはin vitro毒物プロテオミクスアプローチを用いて,Ottawa都市塵埃(EHC-93)の異なるサブ画分に関連する毒性機構を同定した。【方法】A549ヒト肺上皮細胞を0,60,140および200μg/cm2用量のEHC-93(合計),その不溶性および可溶性画分に24時間曝露した。多重細胞毒性アッセイとプロテオーム解析を用いて,曝露細胞における粒子毒性を評価した。【結果】細胞ATP,BrdU取り込みおよびLDH漏出に基づく細胞毒性データは,不溶性ではあるが可溶性ではなく,A549細胞におけるEHC-93の毒性の原因であることを示した。二次元ゲル電気泳動結果は,206の蛋白質スポットの発現が粒子曝露後に著しく変化し,154がMALDI-TOF-MS/MSにより同定されたことを明らかにした。細胞毒性アッセイおよびプロテオーム解析からの結果は,総および不溶性画分の影響が類似しているという類似の知見に収束したが,それらの効果は識別可能であり,それらの効果は可溶性画分と有意に異なった。さらに,EHC-93の毒性は,不溶性および可溶性画分の合計と等しくなく,不溶性および可溶性物質間の相互作用を意味し,相乗的または拮抗的な細胞毒性効果をもたらす。低毒性用量(60μg/cm2)に基づく経路分析は,2つのサブ画分が細胞死,細胞増殖及び炎症応答を含む経路に関与する蛋白質の発現を識別可能な様式で変えることを示した。例えば,不溶性および可溶性画分は,A549細胞における炎症反応経路に関与する,MCP-1およびIL-8のような炎症性サイトカインの分泌に異なり影響し,これらの蛋白質(例えばTREM1,PDIA3およびENO1)の発現を明らかに変化させた。結論:本研究は,異なる化学種から構成された都市空気粒子の異なる画分が異なる機構的経路と細胞毒性効果に及ぼす影響を示した。in vitroトキシオプロテオミクスは,大気汚染物質曝露関連毒性機構におけるこれらの差異をマッピングするための価値あるツールとなり得る。Copyright 2018 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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化学物質の毒性一般 
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