抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】頭蓋内悪性腫瘍手術患者における脳脊髄液中のアミノ酸,酸化ストレスに及ぼすデクスメデトミジン注射液の影響を調査し,脳保護作用を観察すること。および,脳内悪性腫瘍患者の脳脊髄液に及ぼす影響を観察する。方法:104例の選択的頭蓋内悪性腫瘍手術患者をランダムに観察群52例と対照群52例に分け、対照群は麻酔誘導前にデクスメデトミジン静脈注射を行い、観察群は対照群の上に参参ブドウ糖注射液を投与し、術後48時間に治療した。2群の麻酔誘導前(t0)、術後(t1)、術後6h(t2)、術後12h(t3)、術後24h(t4)、術後48h(t5)の脳脊髄液中のアミノ酸、酸化ストレス産物のレベル及び血清S100β、NSEレベルの変化状況を観察した。【結果】t1において,2つの群におけるグルタミン酸グルタミン酸(Glu)とアスパラギン酸(Asp)のレベルは,t0(P<0.05)におけるそれらより高かったが,t3においては減少し始めて,γ-アミノ酪酸(GABA)のレベルは逆の傾向を示し,t1-t5におけるそれらの間には逆の傾向があった。観察群のGlu、Aspレベルはいずれも対照群より低く(P<0.05)、GABAレベルはいずれも対照群より高かった(P<0.05)。t1時に,2群の脳脊髄液中のマロンジアルデヒド(MDA),脂質過酸化物(LPO)レベル,血清S100β,NSEレベルはいずれもt0時より有意に高く(P<0.05),t3時にピークに達した後減少し始めたが,スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)レベルは逆の傾向を示した。t1~t5の時、観察群の脳脊髄液のMDA、LPOレベルと血清S100β、NSEレベルはいずれも対照群より低く(P<0.05)、SODレベルはいずれも対照群より高かった(P<0.05)。結論:デクスメデトミジンと静脈内注入の併用により,頭蓋内悪性腫瘍手術における脳保護効果を増強することができ,その機序は,脳脊髄液中の興奮性アミノ酸Glu,Aspを抑制し,抑制性アミノ酸GABA合成を促進する可能性がある。また、手術中の酸化ストレス反応を抑制することに関連している。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】