高分子電池用ポリ(2,2-ジメトキシプロピレンカーボネート)をベースにした固体高分子電解質の熱的及び電気化学的性質【Powered by NICT】

Itoh Takahito; Nakamura Kaito; Uno Takahiro; Kubo Masataka

文献

J-GLOBAL ID：201802279189363499 整理番号：18A0483398

高分子電池用ポリ(2,2-ジメトキシプロピレンカーボネート)をベースにした固体高分子電解質の熱的及び電気化学的性質【Powered by NICT】

Thermal and electrochemical properties of poly(2,2-dimethoxypropylene carbonate)-based solid polymer electrolyte for polymer battery

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巻： 317 ページ： 69-75 発行年： 2018年
JST資料番号： B0096B ISSN： 0167-2738 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：オランダ (NLD) 言語：英語 (EN)

ポリ(2,2-ジメトキシプロピレンカーボネート)(ポリ)はビス(オクタン酸)スズ(II)塩(Sn(Oct)2)と2,2 ジメトキシプロピレンカルボナート(1)のバルク重合によって合成した。リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド(LiN(SO_2CF_3)2,LiTFSI)とリチウムビス(フルオロスルホニル)イミド(LiN(SO_2F)2,LiFSI)のようなリチウム塩とポリから成る高分子電解質を調製し,それらのイオン伝導度,熱的および電気化学的特性を調べた。1/1の[Li塩]/[繰り返し単位(RU)]比で高分子電解質をポリ/LiTFSIシステムのための30°Cで80°Cと1.62×10~ 7cmで30°Cで80°Cおよび1.08×10~ 4cmで3.53×10~ 4cmのイオン伝導率を示したポリ/LiFSI系および1.23×10~ 5cmであった。両高分子電解質のイオン伝導率はリチウム塩濃度の増加と共に増加したが,それらのガラス転移温度(T)は減少した。高分子電解質のリチウムイオン(t_+)の輸率はポリ/LiFSI系に対する0.56ポリ/LiTFSIシステムと0.75であった。ポリ/LiTFSIシステムのための高分子電解質はポリ/LiFSI系よりも熱的により安定であった。高分子電解質の分解温度はリチウム塩含有量と共に減少した。両高分子電解質は4Vまでの電気化学的安定性を有していた。ポリ/LiFSIシステムのための1/1の[Li塩]/[Ru]比での高分子電解質膜を用いたLi/ポリマ電解質/LiFePO_4セルは60°Cと0.01Cで100mAh/gの容量を示した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

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電気化学一般 , 高分子固体の物理的性質 , 二次電池

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