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J-GLOBAL ID：201802279344910254   整理番号：18A0539814

地下水ヒ素汚染メカニズム解明への地球微生物学・鉱物学の意義と重要性:アジア3地域の研究事例

著者 (1件)： 赤井純治 (新潟大 理)
資料名： 地球環境  (Global Environmental Research)
巻： 22  号： 1  ページ： 35-43  発行年： 2017年 
JST資料番号： L3597A  ISSN： 1342-226X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地下水ヒ素汚染についてそのメカニズム解明には鉱物学・地質学の知識と手法が必須である。さらに,その中でも最近注目される地球微生物学の視点は重要である。本稿では,主にこれについて解説する。ヒ素溶出メカニズムの論争を紹介し,ヒ素問題に取り組むために必要な基礎的事項を概説する。そのうえで,ケーススタディーとして,バングラデシュ,内モンゴル河套平野,ベトナムのメコン川中州のタイ島,以上アジアの3地域で行った研究の結果を紹介する。いずれも,そのヒ素溶出メカニズム解明に鉱物学的知識と地球微生物学が直接的に関わっている好例である。最後に,ヒ素汚染メカニズムでの諸要因の関連を模式的に示す。(著者抄録)

シソーラス用語： *環境汚染 ,  *ヒ素 ,  重金属汚染 ,  地下水 ,  *地下水汚濁 ,  溶出 ,  バングラデシュ人民共和国 ,  ベトナム社会主義共和国 ,  内モンゴル自治区 ,  鉱物学 ,  微生物学 ,  地質学
準シソーラス用語： *ヒ素汚染 ,  地球微生物学

分類 (3件)： 地下水学  (DC07040Y) ,  重金属とその化合物一般  (SB05021R) ,  水質汚濁一般  (SB02010U)

引用文献 (23件)：

• Chapelle, F.H. (2001) Ground-Water Microbiology and Geochemistryistry. Wiley & Sons, Inc.Yew York, 477p.
• Ehrlich L. (1996) Geomicrobiology. Marcel Dekker, New York, 719p.
• Lloyd, J.R. and R.S. Oremland (2006) Microbial transformations of arsenic in the environment: From soda lakes to aquifers. Elements, 2,85-90.
• Akai, J. and H. M. Anawar (2013) Mineralogical approach in elucidation of contamination mechanism for toxic trace elements in the environment: with special reference to arsenic contamination in groundwater. Physics and Chemistry of the Earth, 58-60,2-12.
• ARGNU (Arsenic Research Group, Niigata University) (2000) Constituent minerals of drilling samples at Samta, Bangladesh and their characteristics for arsenic contaminated groundwater. Chikyu Kagaku (Earth Science), 54, 94-104 (in Japanese with English abstract).

タイトルに関連する用語 (9件)： 地下水 ,  ヒ素汚染 ,  メカニズム ,  地球微生物学 ,  鉱物学 ,  重要性 ,  アジア ,  地域 ,  研究