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J-GLOBAL ID:201802279392202232   整理番号:18A2152583

MALDI-TOF MSイメージングを用いたリンゴ果実果肉中の可溶性炭水化物分布の可視化【JST・京大機械翻訳】

Visualization of soluble carbohydrate distribution in apple fruit flesh utilizing MALDI-TOF MS imaging
著者 (5件):
資料名:
巻: 278  ページ: 107-112  発行年: 2019年 
JST資料番号: C0945B  ISSN: 0168-9452  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アイルランド (IRL)  言語: 英語 (EN)
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リンゴ(Malus domestica)果実における可溶性炭水化物の分布を可視化するためのマトリックス支援レーザ脱離/イオン化飛行時間(MALDI-TOF)質量分析イメージング(MSI)の利用可能性を確認するために,水平果実果肉試料をガラススライド上に固定し,凍結乾燥し,MALDI-TOF MSI装置を用いて試料周辺でイオン強度を調べた。同じ果実の隣接組織における可溶性炭水化物の含量もHPLCを用いて測定し,MALDI-TOF MSIからのイオン強度に基づく個々の炭水化物の分布をHPLCからのそれらと比較した。各標準炭水化物の濃度とMALDI-TOF質量分析(MS)の相対イオン強度の間に正の相関(P<0.001,R2>0.95)を確認し,試料中の炭水化物の相対濃度を測定するためにMALDI-TOF MSのイオン強度を使用することが可能であると思われる。DHBをMALDI-TOF MSIのマトリックスとして用いたとき,リンゴ果実試料からカリウムイオンのみに付着した単一荷電イオンのみが検出された。果実果肉の中心から皮質側へのショ糖含量の段階的増加がMALDI-TOF MSIとHPLCの両方により確認された。MALDI-TOF MSIからの結果に基づく個々の炭水化物の分布に関する擬似カラー画像を,HPLCを用いて定量化した隣接16組織ブロックの炭水化物含量と比較したところ,強い(P<0.001,R2=0.6222)と弱い(P<0.10,R2=0.2123)相関が,それぞれ,スクロースとソルビトールの含有量の間で確認された。これらの事実は,リンゴ果実組織におけるスクロースとソルビトールの分布がMALDI-TOF MSIを用いて可視化できることを示している。したがって,MALDI-TOF MSIはリンゴ果実の成熟中の炭水化物代謝を調べるのに有用である。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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植物生理学一般  ,  果樹 
物質索引 (1件):
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