抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,複数の基準に基づく複数の情報マネジメントシステムの評価方法について比較検討を行った。多基準を考慮した意思決定のためには,階層分析法があるが,本稿ではそれに加えてTOPSISの適用を検討した。事例として,ある大学で用いられている3つのシステムを対象に,経済的,戦略的,社会的,運用的,組織的の5つのインパクトを評価基準として,階層分析法およびTOPSISでそれぞれ評価した。評価した結果を基に,ウェイトの決定プロセスや,代替案の評価結果について検討を行った。その結果,ウェイト決定のプロセスでデータと人間の意図の双方を考慮していること,評価結果で差が付きやすく認識しやすい数値を示すことなどの理由から,TOPSISで客観ウェイトと主観ウェイトを統合したウェイトを用いた評価方法が好ましいとの結論を得た。(著者抄録)