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J-GLOBAL ID：201802279845313264   整理番号：18A0422968

FCAM III(Ca_2 38Mg_2 0.09Fe~3+10.61Fe~2+_1.59Al_9 33O_36)に関する研究:CaO MgO Fe_2O_3Al_2O_3におけるエニグマ石型タイプの新たな相同体【Powered by NICT】

Investigations on FCAM-III (Ca_2.38Mg_2.09Fe³⁺ _10.61Fe²⁺ _1.59Al_9.33O₃₆): A new homologue of the aenigmatite structure-type in the system CaO-MgO-Fe₂O₃-Al₂O₃

著者 (4件)： Zoll Klaus (Institute of Mineralogy and Petrography, University of Innsbruck, Innrain 52, A-6020 Innsbruck, Austria) ,  Kahlenberg Volker (Institute of Mineralogy and Petrography, University of Innsbruck, Innrain 52, A-6020 Innsbruck, Austria) ,  Krueger Hannes (Institute of Mineralogy and Petrography, University of Innsbruck, Innrain 52, A-6020 Innsbruck, Austria) ,  Tropper Peter (Institute of Mineralogy and Petrography, University of Innsbruck, Innrain 52, A-6020 Innsbruck, Austria)
資料名： Journal of Solid State Chemistry  (Journal of Solid State Chemistry)
巻： 258  ページ： 307-319  発行年： 2018年 
JST資料番号： H0505A  ISSN： 0022-4596  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 四成分系Fe_2O_3CaO Al_2O_3MgO(FCAM)の一部の系統的研究の過程でこれまで知られていない化合物Ca_2 38Mg_2 0.09Fe~3+10.61Fe~2+-1.59Al_9 0.33O_36(FCAM III)を合成した。いわゆるSFCAシリーズとの類似性により,FCAMの系における著者らの研究は,化学量論的同族列M_14nO_20nの存在,M=Fe,Ca,Al,Mgおよび1または2)を示した。空気中では,1400°Cで共存FCAM IIIとFCAM I固溶体の生成を証明することができる。温度を増加させることによって1425°CまでFCAM Iは完全に消失し,FCAM IIIはmagnesiumferriteと様々なカルシウム鉄酸化物と共存していた。1450°CFCAM IIIもマグネシオフェライトおよびメルトとして再びFCAM Iの混合物に破れる。サイズが35μmまでFCAM IIIの小単結晶は1425°C実験から回復でき,続いて電子マイクロプローブ分析とシンクロトロンX線単結晶回折を用いてキャラクタライズした。最後にFe~2+/Fe_tot比は,EPMA測定と電荷収支の考察から得られた結晶化学式に基づく全鉄含有量から計算した。FCAM IIIまたはCa_2 38Mg_2 0.09Fe~3+10.61Fe~2+-1.59Al_9 0.33O_36は三斜晶構造(空間群1)を持っていた。基本的結晶学データは10.223(22)Å,10.316(21)Å,14.203(15)Å,93.473(50),107.418(67),109.646(60),1323.85(2)Å~3,Z=2で1。システムFe_2O_3CaO Al_2O_3MgOにおける相関係を解析するためのSchreinemakersの技術を用いて,関係する相の間の半定量的安定性関係を得て,TおよびfO_2の関数として位相的に正しい相シーケンスを構成することが可能である。分析は,より高い計算Fe~2+含有量を有するCa_2Al_0 5Fe_1 5O_5(C_2A_0 0.25F_0 0.75)とCaAl_1 5Fe_2 5O_7(CA_0 0.75F_1 0.25)は低い酸素フガシティで形成された優先的とfO_2を増加させることによりCaAl_0 5Fe_1 5O_4(CA_0 0.25F_0 0.75)に反応することを示した。スピネル型マグネシウムアルミニウムフェライト(Mg,Fe~2+)Fe~3+1.25Al_0 0.75O_4または(MA_0 0.375F_0 0.625)は高温(1400°C)で発生する典型的な相である。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： カルシウム ,  酸化鉄 ,  スピネル ,  高温 ,  シンクロトロン ,  結晶化学 ,  単結晶 ,  メルト ,  結晶学 ,  空間群 ,  *酸化マグネシウム ,  固溶体 ,  化学量論
準シソーラス用語： 相関係 ,  四成分系 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 結晶構造 ,  FCAM III ,  SFCA III ,  エニグマタイトhomologue ,  安定性 ,  合成

分類 (3件)： その他の無機化合物の結晶構造  (BK07030J) ,  塩基,金属酸化物  (CD01030Z) ,  金属酸化物及び金属カルコゲン化物の結晶構造  (BK07020Y)

タイトルに関連する用語 (5件)： 研究 ,  CaO ,  MgO ,  タイプ ,  相同体