抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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福島県内の川内,大玉,只見および茨城県内の筑波山のスギ林,ヒノキ林,コナラ林,アカマツ林の9林分に設置した調査地で,2011年8月以降5年間の樹木の葉,枝,樹皮,幹材,落葉層,鉱質土壌の放射性セシウムの濃度と蓄積量の変化を調べました。その結果,針葉樹の葉や樹木の枝の放射性セシウム濃度は時間の経過とともに急激に低下し,それにともない樹木における放射性セシウムの蓄積量が大きく低下しました。これに対して,落葉層と鉱質土壌では放射性セシウムの蓄積量はむしろ増加し,3年後の2014年以降は森林全体の放射性セシウムの90%以上が落葉層と鉱質土壌にあり,その多くが鉱質土壌の表層0-5cmに存在していました。(著者抄録)