抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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経済的実現可能性を維持しながら集中ヒツジ及び肉牛農場からの硝酸塩浸出を低減するための多様な牧草地の使用の可能性を調べるために,カンタベリー,ニュージーランドを行った統合モデリング評価。生物物理学的農業生産システムシミュレータ(APSIM)を,十の異なる年間簡単で多様な牧草地の牧草成長曲線を得るために使用し,全農場システムはFARMAXをモデル化し,OVERSEERは供給流,栄養バランス,収益性,および硝酸塩浸出を調べるために用いた。OVERSEER栄養収支モデル(Overseer)から得られたN浸出推定値はAPSIMからの推定値と比較した。五農場シナリオを調査した,簡単で多様な牧草地(100%簡単な,100%多様で50/50),二種類の放流政策(家畜数の調整の有無),および三種類の歳(平均,最良と最悪の年,年間牧草収率に基づく)の下における平らな農場面積の三種の割合を含む。平均年牧草成長は簡単で多様な牧草地で同じであったが,8.98と9.23tDM/haの年間牧草収率であった。簡単な牧草地が低温への低い感度のために冬に僅かに高い成長を示したが,多様な牧草地は,夏に高い成長を示した,これは水制限にしばしば傾向があった。しかし,最良の年でモデル化された牧草地成長のみならず利益は多様な草地と比較して単純で高かった。牧草N濃度は多様な牧草草地における簡単な牧草の乾物(DM)の2.5~3.5%,2.2~3.1%の範囲であり,主に低い比率マメ科植物によると推定した。平均年間で,農場の放流政策を変えることなく,農場面積の50%に多様な牧草地を持つ農業利益を16%増加させ,余剰牧草地の販売によるものであった。Overseerから得られた排せつ物N量に基づいて,APSIMによって予測された全農場N浸出値は平坦な面積の100%に多様な牧草地の使用は,平均年のN浸出を35%減少することを示した。最悪の年では,多様な牧草地のN浸出はわずかに高く,最良の年では簡単な牧草地に比較して14%減少した。Overseerから推定したN浸出における対応する減少は,多様な牧草地の6 5および13%であった,一義的に多様な牧草地の低いN濃度によるものであった。APSIMとは対照的に,Overseerは単純な牧草地と比較して尿パッチ,主に多様な牧草地に含まれる種の夏に増加し牧草成長に起因するから多様な牧草地のNのより高い取込を考慮に入れていない。N浸出を減少させる多様な牧草地のこのポテンシャルは,実験研究,牧草地持続性のような他の側面を含み,正確なモデルパラメータ化の必要性に取り組むべきであることを評価する必要がある。モデル化研究は,モデル精密化のためのガイダンスを提供した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】