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J-GLOBAL ID:201802280238797200   整理番号:18A0387796

アストラガロシドIVは抗炎症機序を介してマウスの一過性脳虚血と再灌流によって誘発される認知障害を減弱する【Powered by NICT】

Astragaloside IV attenuates cognitive impairments induced by transient cerebral ischemia and reperfusion in mice via anti-inflammatory mechanisms
著者 (5件):
資料名:
巻: 639  ページ: 114-119  発行年: 2017年 
JST資料番号: W0118A  ISSN: 0304-3940  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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アストラガロシドIV(AS IV)は伝統的な中国の薬草Astragalus membranaceusから単離された主要な活性成分である。研究は,AS-IVが脳虚血モデルにおいて神経保護効果を有することを示している。本研究では,著者らはマウスにおける一過性脳虚血と再潅流,ならびに関連するシグナル伝達機構によって誘導される記憶障害に対するAS-IVの影響を調べることを目的とした。重症記憶障害は本研究におけるMorris水迷路試験で示されるようにマウスの両側総頚動脈閉塞(BCCAO)により誘導された。AS-IV(1日1回,10と20mg/kgは術前7日を開始し,手術後7日間継続)の経口投与は,記憶障害と神経炎症を有意に減少させた。さらに,AS-IV処理はToll様受容体4(TLR4)とその下流のアダプター蛋白質の発現,骨髄分化一次応答遺伝子88(MyD88),アダプター誘導インターフェロンβ(TRIF)と腫瘍壊死因子受容体関連因子6(TRAF6)を含む料金/インターロイキン 1受容体ドメインを含むを減少させ,その後NF-κBリン酸化を阻害した。脳虚血と再潅流障害は活性酸素種(ROS),さらに神経炎症の形成を促進することが知られている。重要なことに,著者らは,AS-IVがROS産生を制御することによってNLRP3インフラマソーム活性化を抑制することを見出した。添加では,AS-IVが一過性脳虚血および再潅流群と比較してミクログリアの過剰活性化と海馬における炎症性サイトカインの過剰発現を著しく低下させた。これらの結果は,AS-IVがTLR4シグナル伝達経路とNLRP3インフラマソーム過剰活性化を阻害することによりその抗炎症効果を通して部分的に一過性脳虚血と再潅流に対して神経保護作用を有することを示唆した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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循環系の基礎医学  ,  消炎薬の基礎研究 

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