文献

J-GLOBAL ID：201802280265989827   整理番号：18A1228961

UAVを用いた波の伝播・遡上特性分析

UAV-BASED ANALYSIS OF WAVE PROPAGATION AND RUNUP CHARACTERISTICS

著者 (3件)： 松葉義直 (東京大学 工学系研究科社会基盤学専攻) ,  下園武範 (東京大学 工学系研究科社会基盤学専攻) ,  田島芳満 (東京大学 工学系研究科社会基盤学専攻)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_103-I_108(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 沖に波浪観測塔が位置する平塚海岸において,UAVと波高計を用いた波の伝播・遡上過程のモニタリングを行った.風波とうねりの二成分が入射する波浪場において,UAVによる連続した1時間の撮影動画から求めた遡上端の変動と,沿岸に設置した水圧式波高計および沖合の観測塔による水面変動データを合わせて分析した.沿岸に位置するバー上ではうねり成分と風波成分の非線形干渉が発生し,その過程で長周期成分が生成されることがバイスペクトル解析により確認できた.遡上過程においては,沿岸で発達した長周期波の成分がうねり成分と再び非線形共鳴をすることで遡上を大きくしていることが示唆された.(著者抄録)

シソーラス用語： 無人機 ,  *波浪 ,  監視 ,  *波動伝搬 ,  *遡上 ,  海岸 ,  観測装置 ,  うねり ,  その場観察 ,  画像分析 ,  塔状構造物
準シソーラス用語： 画像解析 ,  気象観測塔 ,  波高計 ,  平塚海岸

著者キーワード (5件)： swash ,  UAV ,  bispectrum ,  wave breaking ,  nonlinear resonance

分類 (1件)： 波浪,潮流  (DC06040R)

引用文献 (7件)：

• 1) Guza, R. T., Thornton, E. B., Holman, R. A. : Swash on steep and shallow beaches, 19th Coastal Eng. Proc., pp. 708-723, 1984.
• 2) 犬飼直之,江尻義史,大竹剛史,山本浩,細山田得三 : 両端を突堤で囲まれたカプス地形を有する砂浜海岸における離岸流の生成機構について,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol. 71, No. 2, pp. I_1191-I_1196, 2015.
• 3) 松葉義直,佐藤愼司,村瀬博俊,土橋和敬 : 新潟県四ツ郷屋海岸のサンドパック突堤周辺におけるUAVを用いた地形変化モニタリング,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 72, No. 2, pp. I_859-I_864, 2016.
• 4) Canny, J. : A computational approach to edge detection, IEEE Transaction on Pattern Analysis and Machine Intelligence, Vol. 8, No. 6, pp. 679-698, 1986.
• 5) Hasselman, K., Munk, W., MacDonald, G. : Bispectra of ocean waves. Time Series Analysis, pp. 125-139, 1973.

タイトルに関連する用語 (5件)： UAV ,  波 ,  伝播 ,  遡上 ,  分析