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J-GLOBAL ID:201802280289241740   整理番号:18A0489584

植物天然物プルンバギンはヒトチトクロームP4502J2酵素に対して強力な阻害効果を示す【Powered by NICT】

Plant natural product plumbagin presents potent inhibitory effect on human cytochrome P450 2J2 enzyme
著者 (9件):
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巻: 39  ページ: 137-145  発行年: 2018年 
JST資料番号: W1767A  ISSN: 0944-7113  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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チトクロームP4502J2(CYP2J2)は多くの種類のヒトの腫瘍で高度に発現するだけでなく,アラキドン酸の代謝を調節することにより腫瘍細胞増殖を促進する。CYP2J2阻害剤は有意に増殖,遊走を減少させ,エポキシエイコサトリエン酸(EET)の生合成を阻害することにより腫瘍細胞のアポトーシスを促進することができる。スクリーニングCYP2J2阻害剤は抗癌剤の開発のための重要な方法である。本研究の目的は,植物から得られた五十種の天然化合物からの新しいCYP2J2阻害剤を同定することであった。CYP2J2阻害剤は天然化合物ライブラリーからスクリーニングし,さらに阻害様式と機構を評価した。HepG2とSMMC-7721細胞株に対する細胞毒性も評価した。阻害効果はラット肝臓ミクロソーム(RLMs),ヒト肝ミクロソーム(HLMs)及び組換CYP2J2(rCYP2J2)で評価し,プローブ基質としてアステミゾールを用い,阻害機構は分子ドッキングを経て説明した。細胞毒性はSRBを用いて検出した。全候補では,プルンバギンは,CYP2J2仲介アステミゾールO-脱メチル化活性に最も強い阻害効果を示した。更なる研究は,プルンバギンはRLMs,HLMsとrCYP2J2で3.82μM,3.37μM及び1.17μMでIC_50値とCYP2J2活性を阻害したことを明らかにした。酵素速度論的研究は,プルンバギンはK_i値は1.88μMと0.92μMのHLMsとrCYP2J2におけるCYP2J2の混合型阻害剤であることを示した。ドッキングデータは,プルンバギンは主にGLU222とALA223CYP2J2と相互作用することを示した。さらに,プルンバギンはラット初代培養肝細胞に対するより低い細胞毒性で,HepG2とSMMC-7721のような肝細胞癌細胞系に対する強い細胞毒性効果を示した。プルンバギンは,HepG2とSMMC-7721におけるCYP2J2の蛋白質発現に影響を及ぼさなかった,抗アポトーシス蛋白質Bcl-2のmRNAレベルはダウンレギュレートされた。本研究では,五十種の天然化合物からの新しいCYP2J2阻害剤プルンバギンを見出した。プルンバギンは抗癌薬理活性の可能性を示した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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細胞生理一般  ,  抗腫よう薬の基礎研究 
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