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J-GLOBAL ID:201802280536909257   整理番号:18A0503547

パラジウムに触媒される求電子芳香族C-Hフッ素化

Palladium-catalysed electrophilic aromatic C-H fluorination
著者 (16件):
資料名:
巻: 554  号: 7693  ページ: 511-514  発行年: 2018年02月21日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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フッ化アリールは医薬品業界や農薬業界で広く用いられており,最近の進歩によって各種官能基の変換を経るフッ化アリール合成が可能になっている。しかし,芳香族炭素-水素(C-H)結合を直接フッ素化する一般的な方法は存在しない。従来の方法では,非選択的で取り扱いが困難なことの多い強いフッ化試薬(フッ素元素など)か,最も活性化されたアレーンのみを攻撃する反応性のより低い試薬のいずれかを使う必要があり,適用される基質の範囲が狭い。芳香族C-H結合を直接フッ素化する方法であれば,他の方法では合成困難な機能性分子のフッ素化誘導体が容易に得られるようになる可能性がある。例えば,代謝安定性や血液脳関門透過性などの特性が向上した薬剤候補が合成できるようになるかもしれない。今回我々は,芳香族C-Hを,穏やかな求電子フッ素化試薬を用いてフッ素化する触媒反応の方法と,この方法に基づくパラジウム触媒を用いる配向基不要の芳香族C-Hフッ素化法の開発について報告する。この反応には,芳香族C-H官能基化では珍しい触媒作用モードが関与しており,有機金属中間体は形成されない。代わりに,反応性フッ化遷移金属求電子剤が触媒的に生成され,穏やかなフッ素化試薬とは通常は反応しないアレーンがフッ素化される。この反応の適用範囲と官能基許容性ゆえに,医薬品開発や農薬開発において他の方法では容易に合成できない機能性フッ素化分子が得られる可能性がある。Copyright Nature Japan KK 2018
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置換反応  ,  付加反応,脱離反応 
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