文献

J-GLOBAL ID：201802280591991019   整理番号：18A0836055

篠山市における灰小屋の現状と減少要因

Current situation and decreasing factors of the ash hut in Sasayama city

著者 (3件)： 木村昭義 ,  丹羽英之 ,  中川重年
資料名： ランドスケープ研究  (日本造園学会誌)
巻： 81  号： 5  ページ： 691-694  発行年： 2018年03月30日 
JST資料番号： F0408A  ISSN： 1340-8984  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 著者らは,篠山市における灰小屋の現状と減少要因を調査した。灰小屋は,1955年に約3,600か所と推定される圃場肥料としての灰を作るための泥小屋であり,2006年の調査において128か所に減少したことが確認された。これらのデータに基づき,2016年に再び現地調査とヒアリングを行った結果,90箇所に減少した。減少の要因は,1965年から始まった圃場改良の影響,農業肥料の化学肥料への転換,エネルギー革命による生活環境の変化であることが分かった。既存の灰小屋の80%が未使用であり,除去された灰小屋の敷地の90%が未使用であり,今後も減少が続いていくと考えられる。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 兵庫県 ,  *減少 ,  圃場整備 ,  *灰 ,  *建築物 ,  化学肥料 ,  技術革新 ,  因子分析 ,  敷地 ,  現地調査 ,  面接調査 ,  倉庫 ,  丹波篠山市
準シソーラス用語： エネルギー革命 ,  *灰小屋 ,  篠山市

分類 (3件)： 樹皮,その他の林産物  (FF05050G) ,  肥料一般  (FB05010C) ,  住宅建築,農村建築,城  (RB05040V)

引用文献 (14件)：

• 1) 山本正三(2000):最近における農業・農村地域の変化に関する研究の一視点:地理学評論73(3), 147-160
• 2) 長堀金造・赤江剛夫・大田征六(1994):圃場整備における墓地移転の事例的研究:岡山大学農学部学術報告(83),27-34
• 3) 廣瀬祐一(2007):揚水水車が継続的に灌漑利用される要因解明:農業・ 農村工芸大学綱要集,416-417
• 4) 大野沙織(2013):滋賀県における灰小屋に関する研究:日本建築学会大会学術講演梗概集,205-206
• 5) 日本民族大辞典(下)(2000):吉川弘文館,337

タイトルに関連する用語 (4件)： 篠山市 ,  灰 ,  現状 ,  要因