抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的;本研究の目的は、アテローム性動脈硬化症(As)の形成に対する人参サポニンCompound K(CK)の影響及びその可能な作用機序を検討することである。方法;30匹の雄,C57BL/6apoE-/-マウスを,無作為に5群に分け,対照群(普通食)とした。モデル群(高脂肪食);低用量のCKグループ(高脂肪食+1mg/kgの人参サポニンCompound K);中用量のCK群(高脂肪食+3mg/kgの人参サポニンCompound K);高投与量のCK群(高脂肪食+9mg/kgの人参サポニンCompound K)。各週に1回のマウスの質量変化を記録し、12週後にマウスの血中脂質レベル、大動脈及び泡沫細胞内のコレステロール含有量を観察し、大動脈プラークの形成及び肝臓内の脂質滴の沈着状況を観察した。結果;1)5群のapoE-/-マウスは12週内に明らかに増加し、各高脂肪食群の質量増加はいずれも対照群より顕著に速かった(P<0.05)が、高脂肪食群間の質量増加には有意差がなかった(P>0.05)。(2)モデル群のTC,TGおよびLDL-Cのレベルは,対照群のそれらより有意に高かった(P<0.05)。中用量のCK群と高用量のCK群のHDL-Cレベルはモデル群より有意に高く(P<0.05)、LDL-Cレベルはモデル群より低かった(P<0.05)。(3)モデル群のマウス肝臓には明らかな脂質滴があり、脂肪滴の占める面積は(31.03±4.46)%であった;中用量と高用量のCK群の肝臓内脂肪滴は明らかに減少した[(10.60±1.97)対(5.21±1.23)%]。(4)モデル群におけるアテローム硬化性プラークの形成は,(15.34±2.00)%であり,CK群におけるプラークの面積は,(6.64±1.11)対(3.56±0.48)%に減少した(P<0.01)。(5)対照群と比較して,モデル群の泡沫細胞内のCEレベルは,より高かった(P<0.05)。モデル群と比べ、中用量、高用量のCK群における泡沫細胞内のCE(コレステロールエステル)はいずれも明らかに低下した(P<0.05)。(6)大動脈は泡沫細胞、繊維斑塊と石灰化病巣などの各期の病理変化が見られ、繊維斑を主とする。モデル群のマウスの脂質沈着は最も多く、内皮細胞は損傷と脱落が見られたが、高用量のCK群のマウスの状況はモデル群より良かった。結論;人参サポニンCompound Kは大動脈内のコレステロールの含有量を下げ、泡沫細胞中のコレステロール含有量を減少させ、脂質代謝を促進し、肝臓中の脂質の沈着を減少させ、apoE-/-マウスのAsプラークの形成を著しく抑制した。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】