抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ニューヨーク大学(NYU)は無線通信研究のセンターの一つであり,第五世代(5G)移動通信システムの研究開発も活発に進めている。無線通信伝送の試験方法の一つはover-the-air(OTA)試験(実地野外試験)であった。しかしOTAは時間と費用が掛かり,得られるデータ量は限定的であり,反復試験の多い無線通信には不適である。これに対してチャネルエミュレーションは室内で種々の条件をプログラミングによって実現しながら試験が出来る。これまで2G,3G,4GおよびWiFiシステム開発用のエミュレータはあったが,5G用のものはなかった。5Gシステムの特徴は,ミリ波伝送,極めて広帯域および多数のアンテナを扱うことである。NYUのエミュレータは,送信側から受信側へ「マルチアンテナ-フロントエンド(emulated)」「エミュレーション用FIRフィルタ」「マルチアンテナ-フロントエンド(emulated)」のように直列した構成である。