抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:セボフルラン複合デクスメデトミジン或いはプロポフォールによる耳鼻咽喉手術老年患者の炎症因子及び術後認知機能への影響を検討する。方法:2017年4月2018年1月,当病院で耳鼻咽喉手術を行った老年患者90例を選び,年齢6578歳,乱数表法を採用し,3群に分ける。セボフルラン群(S群)、セボフルラン複合デクスメデトミジン群(SD群)とセボフルラン複合プロポフォール群(SP群)、各群30例。S群は11.5個の最低有効肺胞濃度(MAC)セボフルランで麻酔を維持した。SD群は0.5のMACセボフルランで麻酔を維持し、同時に静脈ポンプでデクスメデトミジン負荷用量1μg/kg、10minのポンプ注射を終了し、その後、0.2μg・kg-1・h-1の用量で持続静脈ポンプでデクスメデトミジンを注射し、手術の30分前に持続した。SP群は0.5のMACセボフルランで麻酔を維持し、同時に標的制御注入(TCI)プロポフォール、目標制御注入の血中濃度は23μg/mlを維持した。血漿インターロイキン6(IL-6,IL-8),腫瘍壊死因子-α(TNF-d)およびC反応性蛋白質(CRP)を,術前および術後24時間に測定した。術前1dと術後7dに3グループの患者に対して認知機能テストを行い、Z計算法によりPOCD発生率を計算した。【結果】S群とSP群の間で,IL-6,IL-8,TNF-αとCRPの血漿レベルに有意差はみられなかった(P>0.05)。S群とSP群と比べ、SD群患者の術後24時間の血漿IL-6、IL-8、TNF-αレベルとCRPレベルは平均的に低下した(いずれもP<0.05)。術後7日の認知機能テスト採点は、S群とSP群と比較し、SD群患者のホプキンス視覚学習テスト(HVLT1)とデジタル広さテスト(FSDT)の採点はみな上昇した(いずれもP<0.05)。POCDの発生率は,Zスコア法によって計算した。S群の9例の患者にPOCDが発生し、発生率は30.0%であった。SPグループの8例の患者にPOCDが発生し、発生率は26.7%であった;SD群には2例の患者にPOCDが発生し,発生率は6.7%であった。S群とSP群と比べ、SD群患者のPOCDの発生率は低下した(P<0.05)。結論:セボフルラン複合デクスメデトミジンは炎症反応を軽減でき、耳鼻咽喉手術老年患者の術後認知機能障害を降下できる。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】