抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・ニホンジカはわが国の農林業にとって最悪の加害獣となってしまった。農林水産省の2015年度の林業被害によれば,それは全国で6.0千haで野生鳥獣による被害面積の77%を占める。
・捕獲に向けた政府の取り組み(2015年には鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律の一部を改正し,鳥獣の管理を図ることを加えた。
・森林研究・整備機構森林総合研究所では,これまでの分布拡大状況を振り返ることによりモデルを構築し,近未来(2050年),世紀規模(2100年)でニホンジカの分布と被害がどうなるかを予測しようとしている。このプロジェクトでは,シカはどこにいるのか,分布拡大最前線の把握が必要であり,Web-GISを利用した「シカ目撃情報マップ」を作製した。
・Web-GISを利用してニホンジカの分布拡大問題に取り組む住民ネットワークの創出が最大の成果である。