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J-GLOBAL ID:201802280936530649   整理番号:18A0787542

高齢者における腸内細菌叢組成の変化に関連した分類群特異的IgA反応の減少【JST・京大機械翻訳】

Decreased Taxon-Specific IgA Response in Relation to the Changes of Gut Microbiota Composition in the Elderly
著者 (8件):
資料名:
巻:ページ: 1757  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7080A  ISSN: 1664-302X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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腸内微生物相は加齢と共に変化することが知られているしかし,基礎となる機構は十分に解明されていない。免疫グロブリンA(IgA)は腸粘膜により分泌される抗体の主要クラスであり,腸内微生物相の調節において重要な役割を果たしていると考えられている。T細胞は微生物特異的IgA応答の大きさと性質を調節する。しかし,T細胞は高齢者で老化することも知られている。したがって,腸内微生物相に対するIgA応答の年齢関連変化は,腸内微生物相組成の年齢関連変化を引き起こす機構の1つである可能性があると推測した。著者らの仮説を証明するために,40人の健康な被験者(成人群:N=20,35歳の平均,高齢群:N=20,平均76歳)の糞便試料を収集し,腸内微生物相組成と腸内微生物相へのIgAの応答を調べた。Bifidobacteri科の相対的豊度は有意に低かったが,一方,Clostridium科のそれらのそれらは有意に低かった。F_と腸内細菌科は,成人群より高齢群で有意に高かった。成人群と高齢者群の間に糞便IgA濃度に有意差はなかった。しかし,いくつかの細菌分類群に対する分類特異的IgA応答は,成体群と高齢群の間で異なった。各細菌分類群に対する種特異的IgA応答の群間差を評価するために,IgA指数を計算し,Clostriiaceaeと腸内細菌科のIgA指数は,成人群より高齢群で有意に低いことが分かった。加えて,Clostriidiales;F_と腸内細菌科は,成人群におけるIgA+画分において有意に濃縮されたが,高齢群においてはそうではなかったが,一方,Clostri科は,高齢群におけるIgA-画分において有意に濃縮されたが,成体群においてはそうではなかった。Clostridium科あるいは腸内細菌科に帰属されるいくつかの種は病原性細菌であることが知られている。著者らの結果は,高齢者の腸環境における潜在的病原性を有する細菌分類群の増加した豊度におけるIgA応答の減少の可能な寄与を示唆する。著者らの知見は,加齢に伴う腸内微生物相組成の変化に対する調節因子の理解に寄与する。Copyright 2018 The Author(s). All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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腸 
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