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J-GLOBAL ID：201802281012688325   整理番号：18A0394990

亜寒帯北東太平洋における微細規模の空間および年々カドミウム同位体の変動【Powered by NICT】

Fine-scale spatial and interannual cadmium isotope variability in the subarctic northeast Pacific

著者 (4件)： Janssen D.J. (School of Earth and Ocean Sciences, University of Victoria, PO Box 1700 STN CSC, Victoria, BC V8W2Y2, Canada) ,  Abouchami W. (Institut de Physique du Globe de Paris, 1 Rue Jussieu, 75005 Paris, France) ,  Galer S.J.G. (Max Planck Institute for Chemistry, Climate Geochemistry Department, Hahn-Meitner-Weg 1, 55128 Mainz, Germany) ,  Cullen J.T. (School of Earth and Ocean Sciences, University of Victoria, PO Box 1700 STN CSC, Victoria, BC V8W2Y2, Canada)
資料名： Earth and Planetary Science Letters  (Earth and Planetary Science Letters)
巻： 472  ページ： 241-252  発行年： 2017年 
JST資料番号： B0688A  ISSN： 0012-821X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 溶存カドミウム(Cd)濃度,[Cd],および亜北極北東太平洋のPライントランセクトに沿った五基地からの高分解能深さプロフィルにおける安定同位体組成,ε112/110のCdを示した。2012年に収集したプロファイルに加えて,地下等密度試料と表面試料は,2013と2014それぞれで収集した,時間と空間被覆率を提供した。表面水は深海Cd:PO-43-と比較してりん酸(PO 43 )と比較してCd枯渇により特性化し,栄養塩躍層(0.45nmolμ 1)における高い推論された再石灰化比が観察され,表面生物起源粒子中のリン(P)と比較してCd濃縮と一致した。CdとPO-43-の間の相関を深さで弱まる酸素が溶存[Cd]とトレーサCd~*における局所最小値によって示されるように高度に枯渇した。,PO-43-と比較してCdの欠損により駆動される,デカップリングは不溶性金属硫化物形成による酸素欠乏地域における溶存Cd除去の最近の仮説と一致している。溶存ε112/110Cdは上部水カラムにおけるより正の(重)値とより深い水で低かった(光)値と表面水中の生物学的に駆動された分別を示した。試料セット(5.19±0.23)で観測された最大ε112/110Cdは南大洋からの観測と同程度であるが,ε112/110Cd≧15の亜熱帯北太平洋からの最大報告されている表面値より有意に軽量である。低[Cd]表面水の全体的な編集は,最大ε112/110Cdにおける同様な差異を示した。表面水相互較正は低[Cd]でのこれらの違いは物理的または生物学的変動を反映しているか,分析的アーチファクトによるものかを決定する手助けに最優先されるべきである。2012試料採取キャンペーンからの表面試料を閉鎖系Rayleigh分別モデルを適合が,2014年に採取した表面水は閉鎖系Rayleighモデルでは説明できない比較的一定のε112/110のCdと非常に低かった[Cd]。これらの結果は,2014におけるラインPに沿って発見された温水表面異常に対応し,Cdの生物地球化学的循環の年々変動と亜寒帯北太平洋におけるその同位体であることを示した。ε112/110Cdの垂直方向の変動は,深さで観測される他の海盆とは対照的に,北太平洋における深層水及び中層水は深さ1000m以下でほぼ全ての試料の代表的なほぼ均一なε112/110Cd値(平均1.14±0.37,n=43 2SD)を有していた。この均一中間および深部北太平洋ほぼε112/110Cd署名にImprinted微細スケール空間的傾向,中間深さにおける海洋端より線Pの沿岸端に向かって観測された重い値,亜寒帯北太平洋に比べて亜熱帯北太平洋深層水にわずかに重い値であった。北太平洋深層水のほぼ一定のCd同位体組成は,太平洋海盆の深さ,深い再石灰化と共に周極深層水の流入と一致しており,全球深海循環のトレーサとして112/110Cdの可能性を支持する。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 酸素 ,  深海 ,  栄養塩類 ,  キャラクタリゼーション ,  亜熱帯 ,  深層水 ,  年年変動 ,  南極海 ,  高分解能 ,  リン ,  沿岸 ,  *カドミウム ,  生物地球化学的循環 ,  表面水 ,  同位体存在比

著者キーワード (5件)： カドミウム同位体 ,  北東太平洋 ,  GEOTRACES ,  生物地球化学的循環 ,  低酸素

分類 (3件)： 水圏・生物圏の地球化学  (DD01030A) ,  海洋地質学  (DE06000F) ,  第四紀  (DE02070C)

タイトルに関連する用語 (4件)： 亜寒帯 ,  北東太平洋 ,  規模 ,  カドミウム同位体