抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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背景:前部の虚血性視神経病変(AION)はよく見られる眼部病変であり、予後は比較的に悪く、その早期診断は視力の予後に対して非常に重要である。周波数領域光コヒーレンストモグラフィー(FD-OCT)は生体組織における網膜組織の微細構造をリアルタイムに表示することができ、黄斑領域神経節細胞複合体(GCC)と視神経線維層厚さ(RNFL)の厚さを定量的に測定できる。以前の研究では、RNFLの厚さを用いてAION患者の網膜神経節細胞(RGCs)の喪失状況を評価し、最近の研究により、GCCの厚さはAION患者の網膜構造変化を検出できることが分かった。しかし,視神経円板のRNFL厚さとGCC厚さによるAIONの診断効率の比較研究を行った。目的:OCTによって測定されたGCCとRNFLによるAIONの診断効果を評価する。方法:診断試験方法を用いて、2013年12月から2014年7月まで天津医科大学眼科病院で診察を受けたAION患者15例15眼を登録した。同時期に天津医科大学眼科病院の職員と外来診察の年齢と性別がマッチした正常対照者14人14眼を取り、周波数領域OCTを用いて黄斑領域GCC厚さと視神経RNFL厚さを測定した。黄斑領域のGCC厚さの測定指標は黄斑領域の周囲6mm×6mmの範囲の上方、下方GCCの厚さと平均GCC厚さを含み、局部損失体積(FLV)と全体の喪失体積(GLV)を計算した;視神経円板のRNFL厚さの測定指標は視神経円板の上方、下方及び平均RNFL厚さを含み、AION群と正常対照群の間の測定結果の差異を比較した。受信者動作特性(ROC)曲線下面積(AUC)を用いて、FD-OCTで測定した黄斑領域GCC厚さと視神経RNFL厚さがAIONに対する診断効果を評価した。【結果】正常対照群と比較して,AION群における黄斑の上方,下方および平均GCCの厚さは,正常対照群におけるそれらより有意に低かった(P<0.01)。2群間に有意差があった(t=-3.402,P=0.002;t=2.690,P=0.012;t=2.913,P=0.007)。AION群におけるFLV値とGLV値は,それぞれ(8.39±4.54)μm3と(19.57±10.66)μm3であり,正常対照群の(0.64±0.48)μm3と(1.14±0.91)μm3より有意に低かった。AION群における視神経円板の上方,下方,および平均RNFLの厚さは,正常対照群と比較して,有意に薄かった(t=5.036,6.723,P<0.01)。統計的有意差が認められた(t=2.815,P=0.009;t=2.392,P=0.024;t=2.863,P=0.008).AION眼で測定したFLVとGLVのAUC値はいずれも1.000であった。黄斑領域の上方,平均GCCの厚さ,およびGCCの厚さのAUCは,それぞれ0.871,0.819,0.795であり,視神経円板の平均RNFL厚さ,視神経円板の上方および下方のRNFL厚さは,それぞれ0.814,0.809および0.762であった。結論:OCTによって測定したGCCの厚さとRNFLの厚さはAIONの診断能力において比較性があり、FLVとGLVはAION患者の神経節細胞層の検査において強い能力があり、黄斑領域のGCC厚さとRNFL厚さの測定はAIONの診断において互いに補完することができる。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】
