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J-GLOBAL ID:201802281234972393   整理番号:18A0514215

原発性胆汁性胆管炎に対する増加した血清間質細胞由来因子-1の関与【Powered by NICT】

Implication of increased serum stromal cell-derived factor-1 for primary biliary cholangitis
著者 (7件):
資料名:
巻: 56  ページ: 285-290  発行年: 2018年 
JST資料番号: T0026B  ISSN: 1567-5769  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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未熟B細胞,T細胞及び単球のケモカイン,間質細胞由来因子-1(SDF 1),ケモカイン(C-X-Cモチーフ)リガンド12(CXCL12)とも呼ばれるは肝臓,膵臓,脾臓および心臓で検出された。しかし,原発性胆汁性胆管炎(PBC)の診断的価値と同様に炎症性および線維化進行とSDF-1の関係は不明である。本研究の目的は,血清間質細胞由来因子-1(SDF 1)レベルを決定し,原発性胆汁性胆管炎(PBC)の診断的価値と同様にPBCの炎症性および線維化進行とSDF-1の関連性を検討することであった。全慢性B型肝炎(CHB)および30人の年齢がマッチした健康な対照(HC)と肝生検,32年齢と性別を一致させた患者を受けた60PBC患者を対象とした。血清はSDF-1,インターロイキン-4(IL 4),インターフェロンガンマ(IFN γ)およびIL 17多重免疫学的試験を用いて測定した。PBCはScheuerの分類に従って四組織学的段階に分けられた。結果は,PBC患者における著しく高いメジアン血清SDF-1(中央値,四分位(IQR),1186.96,1002.05 1471.33pg/mL)のCHB(中央値,IQR,740.69600.30 1239.27pg/mL)およびHC(中央値,IQR,738.44687.65 879.33pg/mL)(P<0.001)よりを示した。CHB患者およびHC(P=0.526)との間に有意な差はなかった。受信者動作特性曲線(ROC)は,PBC,AMA陽性および陰性PBCの血清SDF-1の良好な診断性能を示した。AMA陰性PBCの特に,ROC下面積は0.817であり,最適カットオフ値は802.64pg/mLと100%の感度を示した。血清SDF 1量は血小板比指数(A PRI)とFIB-4指数(P>0.05)に他の免疫,炎症および線維化指標,AMAを含む,ANA,抗gp210,Sp100と動原体抗体,ビリルビン,ALT,AST,ALP,GGT,WBC,好中球,リンパ球,血小板,好中球-(NLR)と血小板-(PLR),ASTとA LT比,ASTと関連しなかった。また,組織学的段階(P=0.091)における血清SDF-1の有意差はなかった。血清SDF 1量は血清IL-17(r=0.373, P=0.004)ではなく,PBC患者におけるIL-4(r=0.110, P=0.407)とIFN-γ(r=0.215, P=0.098)と有意に相関した。血清SDF-1は増加し,PBCのための潜在的に有用なマーカーとなる可能性がある。さらに,PBCにおけるTh17動員と分化と関連している可能性がある。しかし,血清SDF-1はPBCの進行と関連しないかもしれない。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
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免疫療法薬・血液製剤の基礎研究  ,  免疫反応一般  ,  生薬の薬理の基礎研究 
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