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J-GLOBAL ID:201802281359573650   整理番号:18A0975611

白血病細胞における新規CDK4/CDK6阻害剤LEE011により誘導されるG1停止および細胞老化の分子機構【JST・京大機械翻訳】

Molecular mechanism of G 1 arrest and cellular senescence induced by LEE011, a novel CDK4/CDK6 inhibitor, in leukemia cells
著者 (20件):
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巻: 17  号:ページ: 35  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7315A  ISSN: 1475-2867  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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【背景】サイクリンD1依存性キナーゼ4および6(CDK4/6)の発現は,白血病を含む多くのヒト癌の一般的特徴である。LEE011はCDK4と6の両方の新規阻害剤である。今日まで,白血病におけるLEE011の分子機能は不明のままである。【方法】LEE011治療後の白血病細胞増殖およびアポトーシスを,CCK-8およびアネキシンV/プロピジウムヨウ化物染色分析を通して評価した。細胞老化をβ-ガラクトシダーゼ染色とp16~INK4a発現分析により評価した。LEE011処理HL-60細胞の遺伝子発現プロファイルをArraystarヒトLncRNAアレイを用いて調べた。次に,遺伝子オントロジーとKEGG経路分析を用いて,クラスタ分析から差別的に発現した遺伝子を分析した。【結果】著者らの研究は,LEE011が白血病細胞の増殖を阻害し,アポトーシスを誘発することを示した。Hoechst33342染色分析は,LEE011処理後の核構造のDNA断片化と歪を示した。細胞周期分析は,LEE011が8つの急性白血病細胞系のうち7つで細胞周期G_1停止を有意に誘導し,例外はTHP-1細胞であることを示した。β-ガラクトシダーゼ染色分析とp16-INK4a発現分析は,LEE011処理が白血病細胞の細胞老化を誘発することができることを示した。lncRNAマイクロアレイ分析は,対照と比較してLEE011処理HL-60細胞において2083の差次的に発現したmRNAと3224の差次的に発現したlncRNAを示した。分子機能解析は,LEE011がMYBL2の転写発現のダウンレギュレーションを介して部分的に白血病細胞における老化を誘導することを示した。結論:LEE011処理は白血病細胞における細胞増殖の阻害とG_1停止の誘導と細胞老化をもたらすことを初めて示した。lncRNAマイクロアレイ分析は,LEE011処理HL-60細胞において特異的に発現したmRNAとlncRNAを示し,LEE011がMYBL2の発現のダウンレギュレーションを介して部分的に細胞老化を誘導することを示した。これらの結果は,LEE011誘導細胞老化の分子機構に関する新しい研究を開く可能性がある。Copyright 2018 The Author(s). All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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腫ようの化学・生化学・病理学  ,  抗腫よう薬の基礎研究 
引用文献 (34件):

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