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J-GLOBAL ID:201802281360612337   整理番号:18A1472705

中央部および西部北太平洋におけるサンマ(Cololabis saira)の加入量の年年変動に影響する海洋環境要因

Oceanographic factors affecting interannual recruitment variability of Pacific saury (Cololabis saira) in the central and western North Pacific
著者 (11件):
資料名:
巻: 27  号:ページ: 445-457  発行年: 2018年09月 
JST資料番号: W1562A  ISSN: 1054-6006  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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サンマ(Cololabis saira)は2年の短い寿命を持ち,顕著な個体群変動を示す傾向がある。初期生活史におけるサンマ加入量の年年変動の海洋環境要因としての海面温度(SST)と混合層深度(MLD)の重要性を調べるために,著者らは,中央部および西部北太平洋において,1979~2006年の期間について,孵化した前年の産卵場と生育場における1歳魚の豊度指数(調査CPUE(努力単位当り漁獲))と海洋環境要因の間の関係を分析した。2種類の線形回帰モデルを混合適用することで,調査CPUEにおける変動性は,1994~2002年を除いた調査期間を通して,黒潮再循環域(KR)における前年冬季のSSTと正相関した。対照的に,調査CPUEは,1994~2002年の黒潮親潮移行域と黒潮続流(TKE)における前年春季のMLD(春季クロロフィルa(Chl-a)濃度の指標)と正相関があった。この期間は1994~1997年の異常に深い春季MLDと1998~2002年の異常気候条件によって特徴付けられる。著者らは,サンマ加入量の変動性は,KR(冬季産卵場/生育場)における冬季SSTによって,またはTKE(春季産卵場/生育場)における春季Chl-a濃度(サンマ仔魚の餌の指標)によって,概ね影響を受けたことを示唆している。これらの海洋環境要因は,もし重要な入力変数としてSSTとMLDの間のスイッチに導く条件がさらに解明されるならば,将来,サンマ1歳魚の豊度の傾向を予測するために有用となろう。Copyright 2018 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
分類
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魚類  ,  漁場・漁況  ,  個体群生態学  ,  海洋の構造・力学・循環 

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