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J-GLOBAL ID:201802281538203040   整理番号:18A0504892

飼料用米生産に適した多収水稲品種「みなちから」の育成

Breeding of a Rice Cultivar for Rice Feed Grain,‘Minachikara’
著者 (13件):
資料名:
号: 17  ページ: 31-41 (WEB ONLY)  発行年: 2017年03月31日 
JST資料番号: U1293A  ISSN: 2432-809X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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「みなちから」は,西日本農業研究センターにおいて,耐倒伏性が高い「関東PL12」を母,玄米収量性が高い「関東飼226号(モミロマン)」を父とする後代より選抜・育成された水稲品種である。出穂期は,「ホシアオバ」よりやや遅く,育成地では“中生”である。成熟期は,登熟日数が長く,“やや晩生”である。穂長は,「ホシアオバ」並で,「北陸193号」より短く,穂数は「ホシアオバ」,「北陸193号」よりやや多い。草型は“穂重型”である。稈長は,「ホシアオバ」より明らかに短い短稈で,強稈であり,耐倒伏性が高い。いもち病真性抵抗性遺伝子Pibを持つと推定され,圃場抵抗性は,葉いもちが“強”,穂いもちは不明である。縞葉枯病に抵抗性であり,セジロウンカに対しては,「ヒノヒカリ」と同様に抵抗性を持つ。玄米は,“半紡錘形”であり,千粒重が25g程度の大粒であり,外観品質が明らかに劣ることから,一般食用品種と容易に識別できる。粗玄米収量は,移植多肥栽培では81.6kg/aで,「ホシアオバ」より9%多収である。直播栽培での粗玄米収量は,88.3kg/aであり「北陸193号」並の多収で,「ホシアオバ」より17%多収である。以上の「みなちから」の耐倒伏性,縞葉枯病抵抗性,セジロウンカ抵抗性,識別性,多収性などの特性は,温暖地西部の安定した飼料用米生産に貢献するものと考えられる。(著者抄録)
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分類 (2件):
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稲作  ,  作物の品種 
タイトルに関連する用語 (4件):
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