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J-GLOBAL ID:201802281881980767   整理番号:18A1650511

腫瘍浸潤CD8細胞を評価するための放射線学的アプローチと抗PD-1または抗PD-L1免疫療法に対する反応:イメージングバイオマーカー,後ろ向きマルチコホート研究【JST・京大機械翻訳】

A radiomics approach to assess tumour-infiltrating CD8 cells and response to anti-PD-1 or anti-PD-L1 immunotherapy: an imaging biomarker, retrospective multicohort study
著者 (39件):
資料名:
巻: 19  号:ページ: 1180-1191  発行年: 2018年 
JST資料番号: W1266A  ISSN: 1470-2045  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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免疫療法に対する癌患者の反応は成功を変えることができるので,治療に対する反応の革新的な予測因子は治療結果を改善するために緊急に必要である。著者らは,抗プログラム細胞死蛋白質(PD)-1または抗プログラム細胞死リガンド1(PD-L1)単独療法の第1相試験に含まれる患者における腫瘍浸潤CD8細胞の放射線ベースのバイオマーカーを開発し,独立して検証することを目的とした。また,これらの患者のバイオマーカーと腫瘍免疫表現型と臨床転帰の間の関連性を評価することを目的とした。この遡及的多コホート研究において,進行性固形腫瘍患者の4つの独立したコホートを用いて,CD8細胞腫瘍浸潤を評価するために,造影CT画像と腫瘍生検からのRNA-seqゲノムデータを組み合わせることにより免疫療法応答の放射線標識予測を検証した。CD8細胞の放射線標識を開発するために,フランス(訓練セット)において,2012年5月1日,2012年3月31日の間に,Moscato試験に登録された進行性固形悪性腫瘍患者135名のCT画像とRNA配列データを用いた。CD8B遺伝子に基づくゲノムデータを用いて,試料中のCD8細胞の存在量を推定し,データを画像と整列させて,放射線標識を生成した。放射線標識(一次エンドポイント)の一致を,利用可能なベースライン術前画像データを有する119人の患者と,2017年6月30日に対応するトランスクリプトームデータを含む癌ゲノム地図[TGCA]データベースデータセットで検証した。機械学習法(78の放射特性,5つの位置変数,および1つの技術変数)に使用される84の入力変数から,CD8細胞発現シグネチャの放射線ベース予測因子を機械学習(弾性ネット正規化回帰法)の使用によって構築した。進行性固形腫瘍患者の2つの他の独立コホートを用いて,この予測因子を評価した。免疫表現型内部コホート(n=100)は,以前に記述された,極端な腫瘍免疫表現型:免疫炎症(高密度CD8細胞浸潤を伴う)または免疫砂漠(低CD8細胞浸潤を伴う)に基づく患者病歴のGustave Rousy癌キャンパスデータベースからランダムに選択された。これらのデータを用いて,このバイオマーカーと免疫表現型の相関を分析した。最後に,抗PD-1と抗PD-L1単独療法を第1相試験で治療したGustave Rousy Cancer Campusにおいて,2011年12月31日に募集した患者の免疫療法治療データセット(n=137)を用いて,臨床転帰に関するこのバイオマーカーの予測値を評価した。8つの変数を含むCD8細胞に対する放射線標識を開発し,それをTCGAデータセットにおけるCD8細胞の遺伝子発現シグネチャで検証した(曲線下面積(AUC)=0・67;95%CI0・57-0・77;p=0・0019)。免疫表現型を仮定したコホートにおいて,署名は免疫-砂漠腫瘍(0・76;0・66-0・86;p<0・0001)から炎症性腫瘍を識別することもできた。抗PD-1およびPD-L1で治療した患者において,高いベースライン放射線スコア(中央値に対して)は,3か月で客観的反応を達成した患者の割合が高かった(進行性疾患または安定疾患を有する患者,p=0・025)または安定疾患(進行性疾患を有する患者,p=0・013),6か月での患者の割合が高かった(p=0・013;p=0・013)。高いベースライン放射線スコアは,単変量における全体的生存の改善とも関連していた(高放射線スコア群での平均生存24・3か月,低放射線スコア群での95%CI18・63~42・1;ハザード比0・58,95%CI0・39~0・87;p=0・0081),多変量解析(0・52,0・35~0・79;p=0・0022)。CD8細胞の放射線標識を3つの独立したコホートで検証した。この画像予測因子は腫瘍の免疫表現型を予測し,抗PD-1とPD-L1で治療された癌患者の臨床転帰を推定する有望な方法を提供した。著者らのイメージングバイオマーカーはCD8細胞数の推定および免疫療法で治療した患者の臨床転帰の予測に有用であり,さらなる前向きランダム化試験により検証された。Fondation pour la Recherche Medicale,及びSIRIC-SOCRATE 2.0,フランスの放射線学会。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (5件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
腫よう免疫  ,  腫ようの薬物療法  ,  腫ようの実験的治療  ,  腫ようの免疫療法  ,  抗腫よう薬の基礎研究 

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