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J-GLOBAL ID：201802281984214373   整理番号：18A1339607

アマモ場の自立的再生事業における順応的管理手法の提案

THE PROPOSAL OF ADAPTIVE MANAGEMENT SYSTEM FOR AUTONOMOUS RESTORATION OF ZOSTERA BED BY BACKFILLING

著者 (6件)： 平岡喜代典 ((一財)広島県環境保健協会) ,  中原真哉 ((一財)広島県環境保健協会) ,  大道優平 ((一財)広島県環境保健協会) ,  小林英明 (防衛省中国四国防衛局) ,  寺脇利信 ((株)シャトー海洋調査) ,  岡田光正 (放送大学)
資料名： 土木学会論文集 G(環境)(Web)  (環境工学研究論文集(Web))
巻： 73  号： 7  ページ： III_261-III_267(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0108A  ISSN： 2185-6648  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 岩国市地先において天然藻場(アマモ場)と同様な藻場を再生させるため,順応的管理の考え方に基づき,移植や播種を行なわず,旧航路を埋め戻すことで,自立的に回復する藻場の再生に取り組んだ.本研究では,藻場再生の一連の手法の提案とこれの妥当性を検証した.本事業では,再生方針から目標設定,工事計画の立案,モニタリングを行い,3年目の中間評価で再生の可能性を判断し,5年目の最終評価では天然藻場との比較で目標の達成度を判断した.その結果,埋戻区ではアマモの生育可能な環境にあっただけでなく,花枝の出現やアマモの群生が確認された.アマモとコアマモの生育状況は,概ね天然藻場の範囲内で同様な変動を示し,天然藻場と同様な自立的に回復する藻場が形成され,手法の妥当性が示された.(著者抄録)

シソーラス用語： *藻場 ,  *ヒルムシロ科 ,  *資源再生 ,  海藻 ,  山口県 ,  公共事業 ,  環境モニタリング ,  生息環境 ,  指標生物 ,  植物成長 ,  独立性 ,  環境修復 ,  アマモ ,  岩国市 ,  順応的管理 ,  *藻場再生 ,  植物生理

著者キーワード (2件)： Zostera restoration ,  adaptive management

分類 (2件)： 植物生態学  (EE02000E) ,  自然保護  (SB06000L)

引用文献 (12件)：

• 1) 平岡喜代典, 杉本憲司, 三浦仁志, 寺脇利信, 岡田光正 : アマモ場再生事例と実証試験に基づくアマモ場再生の検討, 環境科学会誌, Vol. 19, No. 3, pp. 241-248, 2006.
• 2) 水産庁, マリノフォーラム 21 : アマモ類の自然再生ガイドライン, pp. 127, 2007.
• 3) 山口県 : 山口県アマモ場造成指針, pp. 95, 2006.
• 4) 香川県水産課,香川県アマモ場造成指針, pp. 33, 2007.
• 5) 国土交通省港湾局,海の自然再生ワーキンググループ : 順応的管理による海辺の自然再生, pp. 294, 2007.

タイトルに関連する用語 (6件)： アマモ場 ,  自立 ,  事業 ,  順応的管理 ,  手法 ,  提案