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J-GLOBAL ID:201802282302546320   整理番号:18A0611429

脂肪由来幹細胞はプロスタグランジンE_2によるM1マクロファージ集団のインフラマソーム形成と調節の抑制により大腸炎を改善する【Powered by NICT】

Adipose-derived stem cells ameliorate colitis by suppression of inflammasome formation and regulation of M1-macrophage population through prostaglandin E2
著者 (9件):
資料名:
巻: 498  号:ページ: 988-995  発行年: 2018年 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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炎症性腸疾患(IBD)は遺伝的素因を有する個体における腸内細菌に対する無調節な免疫応答により引き起こされる特発性疾患である。,炎症の軽減した炎症性腸疾患(IBD)の治療に非常に重要である。間葉系幹細胞(MSC)は,それらの免疫調節特性に基づいて自己免疫疾患を治療するための新しい候補として注目されている。本研究では,抗炎症機構とT HP-1マクロファージを用いた脂肪組織由来MSC(ASC)の治療効果と慢性大腸炎によるデキストラン硫酸ナトリウム(DSS)誘発マウスを調べた。LPS処理したTHP-1細胞は2日目に,M1マクロファージマーカー,CD11bのmRNAを発現した。しかし,ASCと共培養したT HP-1はCD206,CD68,CCL18,レグマイン,およびIL-10のmRNA,M2マクロファージのマーカーを発現した。ASCと共培養したTHP-1細胞では,前駆体(プロ)-IL-1β,Cox-2,とNLRP3は,LPS処理したTHP-1細胞と比較して劇的に増加した。IL-1βおよびIL-18の分泌は,ASCにより有意に阻害されたが,PGE_2生産はT HP-1およびASCの共培養条件で大きく増加した。IL-18分泌はPGE_2処理により阻害され,PGE_2はT HP-1細胞におけるインフラマソーム複合体(ASC/Cas 1/NLRP3)形成を阻害した。DSS誘発慢性大腸炎モデルでは,ASCはマクロファージおよびM1マクロファージ集団の総数を減少させることにより大腸炎を改善した。著者らの結果は,ASCはマクロファージ集団を制御することにより炎症反応を抑制することができることを示唆し,ASCは炎症性腸疾患(IBD)の治療のための治療的に有用である可能性がある。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (5件):
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遺伝子発現  ,  細胞構成体の機能  ,  細胞生理一般  ,  消化器の基礎医学  ,  消化器の疾患 

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