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J-GLOBAL ID：201802282368519281   整理番号：18A0276039

ブルーサイト〔Mg(OH)2],NH_3,H_2と200°Cでのアスパラギン酸変換:熱水系における前生物的分子との関連【Powered by NICT】

Aspartate transformation at 200°C with brucite [Mg(OH)₂], NH₃, and H₂: Implications for prebiotic molecules in hydrothermal systems

著者 (7件)： Estrada Charlene F. (Geophysical Laboratory, Carnegie Institution for Science, 5251 Broad Branch Rd NW, Washington DC 20015, USA) ,  Mamajanov Irena (Geophysical Laboratory, Carnegie Institution for Science, 5251 Broad Branch Rd NW, Washington DC 20015, USA) ,  Hao Jihua (Geophysical Laboratory, Carnegie Institution for Science, 5251 Broad Branch Rd NW, Washington DC 20015, USA) ,  Hao Jihua (Johns Hopkins University, Dept. of Earth & Planetary Sciences, 3400 N Charles St, Baltimore, MD 21218, USA) ,  Sverjensky Dimitri A. (Johns Hopkins University, Dept. of Earth & Planetary Sciences, 3400 N Charles St, Baltimore, MD 21218, USA) ,  Cody George D. (Geophysical Laboratory, Carnegie Institution for Science, 5251 Broad Branch Rd NW, Washington DC 20015, USA) ,  Hazen Robert M. (Geophysical Laboratory, Carnegie Institution for Science, 5251 Broad Branch Rd NW, Washington DC 20015, USA)
資料名： Chemical Geology  (Chemical Geology)
巻： 457  ページ： 162-172  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0081A  ISSN： 0009-2541  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 熱水系は生体分子の生成を促進できることを化学,温度,及び酸化還元勾配の存在に起因する初期地球上で前生物的化学の進化に適した環境であると考えられた。寿命シナリオの起源のこれらの環境の関連性は,高温での生物学的に重要な種,アミノ酸などの急速な分解のために議論されてきた。鉱物表面と還元条件の存在下におけるアミノ酸の反応性についてはほとんど知られていない,これは蛇紋岩をホストとする熱水噴出孔のような環境の地球化学的複雑さを反映している。ブルーサイト[Mg(OH)2],蛇紋岩化作用の鉱物生成物と還元条件(NH_4ClとH_2(aq))の有無の両方で金カプセル中,200°Cおよび15.5bar(P_SAT)で25mmアスパラギン酸の分解を検討した。アスパラギン酸の反応生成物は,初期反応条件によって大きく変化することを観察した。アスパラギン酸を含む流体はフマル酸,マレイン酸,リンゴ酸,酢酸,と微量のこはく酸とグリシンに分解した。しかし,還元条件下で,主生成物はコハク酸(8mM)と1mMの全アミノ酸の約,グリシン,α-アラニン,β-アラニンであった。α-アラニンの量はブルーサイトで3倍増加した。さらに,フマル酸濃度で2倍の減少を検出し,一方全マレイン酸濃度は劇的に10倍とともに減少し,ブルーサイト負荷の関数として0.9から4.5にアスパラギン酸の脱アミノ化生成物のtrans/cis比の全体的増加をもたらした。フマル酸及びマレイン酸濃度の正味減少とtrans/cis比の5倍の増加がpH上昇と増加したMg~2+イオン濃度によるマグネサイトの形成の組合せに起因している可能性がある。本研究の結果は,鉱物組み合わせ,還元条件,と溶存化学種濃度を含む水熱システムの基本的な特性は高温でのアミノ酸の運命に影響するという証拠を提供する。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 反応生成物 ,  地球化学 ,  酸化還元反応 ,  反応性 ,  高温 ,  蛇紋岩 ,  *熱水系 ,  アミノ酸 ,  金 ,  *ブルーサイト ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  脂肪酸 ,  薬物 ,  オレフィン化合物 ,  不飽和カルボン酸 ,  ジカルボン酸 ,  第一アミン

著者キーワード (5件)： アミノ酸 ,  水熱条件 ,  ブルーサイト ,  水素 ,  化学進化

分類 (1件)： 同位体地質学  (DD01042T)

物質索引 (5件)： グリシン ,  酢酸 ,  マレイン酸 ,  フマル酸 ,  アスパラギン酸

タイトルに関連する用語 (6件)： ブルーサイト ,  Mg ,  アスパラギン酸 ,  熱水系 ,  生物 ,  分子