HPLC-HRMS/MS<sup>n</sup>とHPLC-SPE-NMRを用いた新規な抗腫瘍薬候補である5-クロロゲン酸注射に由来するヒト代謝産物の分離と同定

REN Tiankun; WANG Yanan; WANG Caihong; ZHANG Mengtian; HUANG Wang; JIANG Jiandong; LI Wenbin; ZHANG Jinlan

文献

J-GLOBAL ID：201802282463005922 整理番号：18A0233327

HPLC-HRMS/MSⁿとHPLC-SPE-NMRを用いた新規な抗腫瘍薬候補である5-クロロゲン酸注射に由来するヒト代謝産物の分離と同定

Isolation and identification of human metabolites from a novel anti-tumor candidate drug 5-chlorogenic acid injection by HPLC-HRMS/MSⁿ and HPLC-SPE-NMR

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資料名：
巻： 409 号： 30 ページ： 7035-7048 発行年： 2017年12月
JST資料番号： E0425B ISSN： 1618-2642 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：ドイツ (DEU) 言語：英語 (EN)

5-クロロゲン酸(5-CQA)は,生薬の成分であるが,悪性グリオーマの治療に有効であり,現在,臨床試験が進められている。本研究では,5-CQAの代謝産物の抗腫瘍作用等の性質を探るため,ヒトでの代謝産物の同定と特性分析を行った。ここでは,ヒトへ筋肉内投与した5-CQAの,尿と糞便中へ排出された代謝産物を,HPLC-HRMS/MSⁿにより分析した。結果として,糞便中には5-CQAの代謝産物の検出は行えなかったが,尿中には5種類の産物を検出した。このうち,2種のメチル化産物が主要な代謝産物であった。これらの構造を,NMRにより同定した。分子ドッキングにより,これらの2種のメチル化体が標的化できる蛋白質を探ったところ,悪性グリオーマに関与する分子が見いだされ,これらの代謝産物の抗腫瘍性が予測された。

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有機化合物の各種分析 , 外来物質の代謝と生体内変換 , 抗腫よう薬の基礎研究 , 生薬一般

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HPLC-HRMS/MSnとHPLC-SPE-NMRを用いた新規な抗腫瘍薬候補である5-クロロゲン酸注射に由来するヒト代謝産物の分離と同定

HPLC-HRMS/MSⁿとHPLC-SPE-NMRを用いた新規な抗腫瘍薬候補である5-クロロゲン酸注射に由来するヒト代謝産物の分離と同定