文献
J-GLOBAL ID:201802282750879267   整理番号:18A1981018

ファジィ推論を用いた心理戦情報提示によるネット配信型野球観戦支援システム

Baseball Annotation System on Psychological Warfare Using Fuzzy Reasoning for Online TV
著者 (2件):
資料名:
巻: 30  号:ページ: 691-699(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: U0688A  ISSN: 1881-7203  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
インターネットの発展によりオンラインでの放送によるスポーツ観戦が増え, これに対するアノテーション表示も,観戦支援に重要な要素となっている. アノテーションでは試合に関する様々な情報の表示とその解説や応援などがなされ, E-sportsやスポーツ動画の配信において,アノテーションは試合本体と同程度の重要性を持つことが多い. 本論文は,野球観戦において,プレイヤの心理戦を観戦支援情報として利用することを提案する. 従来のアノテーションは,点数や試合進行状況,経過時間,戦術統計, 過去の対戦履歴など客観的な情報と,解説者の解説情報から成り立っていた. 対して本論文は,新たにプレイヤ同士の心理戦を,視聴者の主観的な期待にもとづいて推論し,アノテーションとして付与する点に特徴がある. 視聴者はプレイヤ同士の戦略の応酬を見ることで試合を楽しむが, このとき「頑張った」「弱気になっている」などプレイヤの心理を予想をしており, 実際のプレイヤ心理に対してこの予想の正否にかかわらず,視聴者は勝手な予想で主観的に面白さを感じている. そこで,視聴者の主観的な試合状況把握の情報と試合の客観情報から, 提示するべきプレイヤの心理状態を観戦者知識にもとづくファジィ推論で算出し, ラッセル空間を経由してイラストアイコンにより視聴者にアノテーションを提示するシステムを構築した. 野球観戦について3種の被験者実験をそれぞれ10名程度を対象に行なった. その結果,システム出力の共感度,一致度, 面白さの向上についてそれぞれ高い平均値が得られ,提案システムの有効性を示すことができた.(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
人間機械系  ,  人工知能 
引用文献 (17件):
  • [1] プロ野球速報・ライブ中継 パ・リーグTV: https:tv.pacificleague.jp/ptv/pc/ [accessed Dec. 6, 2017]
  • [2] eスポーツ-ハースストーン-Battle.net: https:us.battle.net/hearthstone/ja/esports [accessed Jan. 27, 2018]
  • [3] AI×野球解説-NHK: https:www4.nhk.or.jp/zuno-san/ [accessed Dec. 5, 2017]
  • [4] Microsoft HoloLens and the NFL look into the future of football: https://blogs.windows.com/devices/2016/02/02/microsoft-hololens-and-the-nfl-look-into-the-future-of-football/#arCY5YyPfEISf7DY.97 [accessed Dec. 5, 2017]
  • [5] 菅野道夫: “ファジィ制御,” 日刊工業新聞社, 1988.
もっと見る

前のページに戻る