文献
J-GLOBAL ID:201802282784905423   整理番号:18A1701302

夜間の待ち伏せ型誘引狙撃に適した道具と方法の提案

Proposals on appropriate tool and method of night culling for sika deer (Cervus nippon)
著者 (6件):
資料名:
巻:号:ページ: 21-30  発行年: 2018年09月01日 
JST資料番号: L7884B  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
日本において,野生生物管理者は,シカ個体群を管理するための新しいツールとして夜間淘汰を考慮しているが,効果的な夜間淘汰実践に関する情報はない。2016年10月18日から11月19日まで,北海道中の島において,観測地点からの距離,光度,およびシカの挙動との関係を調べた。2種類の光を用い,逃走開始までの時間を含めて,発光強度,シカの数,群れの大きさ,および逃走行動を記録した。さらに,赤外誘発カメラを用いて,観測地点と餌場間の距離がシカの出現頻度に及ぼす影響を明らかにした。高光度の条件下で,逃走頻度と群れ大きさの間に有意な関係が見出された。観測地点からの距離が増加すると,逃走行動の割合は減少した。さらに,高光度下での逃走行動の割合は,低光度下より高い傾向にあった。さらに,観測地点から25mと50m離れた餌場において,調査期間中よりも調査期間を超えてより多くのシカが撮影された。したがって,観測地点から50~100m離れて餌場を設定すると,以下のようにシカが餌場により頻繁に出現し,逃げる可能性が少なくなり,淘汰の成功が増加する結果が生じる可能性があることが示唆される。野生生物管理者は,シカの警告応答を高めることなく,十分な可視性と安全性を維持するために適切な照明を使用しなければならない。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
有害動物による植物被害一般 
引用文献 (37件):
  • Aastrup, P. (2000) Responses of West Greenland caribou to the approach of humans on foot. Polar Research 19(1): 83-90.
  • 青木 豊(2013)狩猟方法・猟具・捕獲技術.「野生動物管理のための狩猟学」(梶 光一・伊吾田宏正・鈴木正嗣,編),pp. 25-29,朝倉書店,東京.
  • Borkowski, J. (2001) Flight behaviour and observability in human-disturbed sika deer. Acta Theriologica 46(2): 195-206.
  • Ciuti, S., T. B. Muhly, D. G. Paton, A. D. McDevitt, M. Musiani and M. S. Boyce (2012) Human selection of elk behavioural traits in a landscape of fear. Proceedings of the Royal Society B 279(1746): 4407-4416.
  • de Boer, H. Y., L. van Breukelen, M. J. M. Hootsmans and S. E. van Wieren (2004) Flight distance in roe deer Capreolus capreolus and fallow deer Dama dama as related to hunting and other factors. Wildlife Biology 10(1): 35-41.
もっと見る
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る