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J-GLOBAL ID:201802282818653774   整理番号:18A2020455

漁村小集落における防集団地の計画と宅地に関する住民評価 東日本大震災における宮城県石巻市雄勝地区の復興を対象として

PLANNING OF NEW TOWNS FOR RECONSTRUCTION AND EVALUATION OF BUILDING LOTS BY RESIDENTS OF SMALL FISHING VILLAGES Case studies of reconstruction after the Great East Japan Earthquake in Ogatsu, Ishinomaki City, Miyagi Prefecture, Japan
著者 (4件):
資料名:
巻: 83  号: 752  ページ: 1929-1938(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: Y0894A  ISSN: 1340-4210  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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いくつかの小漁村が東日本大震災とその後の津波で破壊された。2012年以来,著者らは,「石巻市,雄勝半島地方における地域性と広域性に基づいた集落再建の研究」を実施してきた。このプロジェクトにおいて,コミュニティセンターと災害公共住宅が建設された,より高い土地への住民移動計画を支援してきた。また,地域における残存住宅と集落も研究した。本研究は,これらの集落における将来の防災のための集団移転による新しい町の計画の課題を明らかにすることを目的とした。最初に,本論では住宅地のサイズ,道路形状,擁壁の形状,コミュニティの持続可能性に関する計画条件を示した。次に,選択住宅地と土地選択方法に関する移動住民の調査を通して,新しい町の計画の合理性を検証した。研究は多くの点を明らかにした。1)新しい町の敷地の建設において,擁壁と崖を管理するためには,外側環状道路が必要である。その結果,多くの不規則な住宅敷地が得られた。2)新しい町は地震前の村とは異なる形状となっている。以前は,住宅が道路の両側に建ち,谷と並んでいた。多くの新しい町は外側環状道路で囲まれている。著者らを含む計画者は,住民間の相互作用が災害前と比較して減少することを心配していた。従って,住戸間の人々の規則的な流れを容易にするために歩道を計画した。この計画は毎日の相互作用を維持するために有効であった。3)石巻市の半島地域における自己建設の敷地があるこの新しい町には,公共災害住宅のための敷地も造成された。公共住宅は,各敷地に戸建住宅として建設された。敷地の配置にあたっては,自己建設住宅の所有者の方が,公共住宅の居住者よりも長く在住することが期待されるので,その意見が優先された。その結果,ほとんどの町では,自己建設住宅の多くが海洋景観のある敷地に位置した。4)新しい町における敷地は籤か話し合いによって選定された。住民は自己建設住宅の所有者と公共住宅の所有者に分けられ,各グループ内で独立してその方法を決定した。住民はその方法に十分満足した。著者らの調査によれば,約70%の住民が移動後の選択に満足し,約60%が彼らが住むことを決めた敷地に満足していた。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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住居地域計画一般  ,  自然災害 
引用文献 (21件):
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