抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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建物のZEB化のため,適切に昼光を取り入れる必要性が高まっている。従来のライトシェルフやブラインドを利用した昼光利用では,室内の明るさの不均一さを招いてしまうことが課題であった。また,ボックス型の採光装置は,普及拡大のためのコンパクト化やローコストの実現が求められていた。本研究で開発した採光ブラインドは,ブラインドのスラットを特殊形状に加工し,表面仕上げを工夫することにより,上記の課題を解決した。スラット形状は,最適化計算やCADによる作図検討および光線追跡シミュレーションを連成させることにより,採光機能をブラインドの寸法である50mm幅に集約することに成功した。表面仕上げは,スラットの表面を鏡面,裏面に拡散面にすることで,採光とグレア(まぶしさ)防止を両立させた。模型実験により,窓から室奥15mの天井面まで,均一な光が届くことを確認した。(著者抄録)