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J-GLOBAL ID：201802282904776915   整理番号：18A1339483

パルス式ハイドロフォンによる砂礫質量の推定可能性

Possibility of Gravel Mass Estimation by Pulse-type Hydrophone

著者 (4件)： 高木強治 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究部門) ,  向井章恵 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究部門) ,  田中良和 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究部門) ,  常住直人 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究部門)
資料名： 農業農村工学会論文集  (Transactions of the Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering)
巻： 86  号： 1  ページ： II_19-II_26(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： S0345A  ISSN： 1882-2789  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,砂礫による摩耗で機能低下が懸念されるコンクリート農業水路において,その長寿命化に資する監視・診断技術として,パルス式ハイドロフォンによる砂礫質量の推定可能性を示す.これまでに定式化されている砂礫の粒径推定モデルは,逆問題として物理的,数学的な取り扱いが困難で,機械的な適用が実質的に不可能であったことから,実験結果に基づいて質量と音圧の関係を分析し,それらの不適切性を回避しうるモデル化手順を提案した.それに基づき,二つに区分した音圧クラスの観測パルス数から,砂礫の質量を二つのクラスに分級するモデルを作成したところ,質量分布のある砂礫集団に対して概ね良好な分級結果を示すことができた.(著者抄録)

シソーラス用語： 農業用水 ,  用水路 ,  *コンクリート管 ,  摩耗 ,  *砂岩 ,  *質量分析 ,  *ハイドロホン ,  粒径 ,  予測モデル ,  音圧 ,  測定データ ,  予測誤差
準シソーラス用語： パルス式ハイドロフォン

著者キーワード (14件)： 農業水路 ,  コンクリート ,  長寿命化 ,  摩耗 ,  逆問題 ,  不適切性 ,  音圧 ,  Agricultural channel ,  Concrete ,  Lifetime prolongation ,  Wear damage ,  Inverse problem ,  Ill-posedness ,  Sound pressure

分類 (1件)： 配管設計・工事  (RA07090J)

引用文献 (18件)：

• 後藤仁志 (2004):数値流砂水理学,森北出版,41-45.
• 星野和彦,酒井哲也,水山高久,里深好文,小杉賢一朗,山下伸太郎,佐光洋一,野中理伸 (2004):流砂等計測システム (六甲住吉型) と観測事例,砂防学会誌,56(6),27-32.
• 久保司郎 (1992):逆問題,培風館,31-37.
• 久保司郎,大路清嗣,松井良記 (1991):境界値逆問題解析のための拘束条件を用いた適切化手法,日本機械学会論文集 (A編),57(542),2403-2408.
• 栗原淳一,宮本邦明 (1992):音響を利用した流砂量計測装置について,新砂防,44(5),26-31.

タイトルに関連する用語 (6件)： パルス ,  ハイドロフォン ,  砂礫 ,  質量 ,  推定 ,  可能性