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J-GLOBAL ID:201802282947521636   整理番号:18A2087045

推定ペプチド遺伝子FEP1はArabidopsisにおける鉄欠乏応答を調節する

The Putative Peptide Gene FEP1 Regulates Iron Deficiency Response in Arabidopsis
著者 (5件):
資料名:
巻: 59  号:ページ: 1739-1752 (WEB ONLY)  発行年: 2018年09月 
JST資料番号: U1159A  ISSN: 1471-9053  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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鉄は全ての生物の必須元素であり,植物は鉄を獲得し,鉄ホメオスタシスを維持するための洗練されたシステムを発達させた。著者らは,ミトコンドリアmRNA調節の欠損が知られているシロイヌナズナのABA高感受性変異体,aba hypersensitive germination2-1(ahg2-1)が,鉄欠乏応答遺伝子の発現を増加することを見出した。ahg2-1変異体は野生型よりヘムレベルが低かった。トランスクリプトームデータはさらに,短いポリペプチドをコードする新規遺伝子がこの変異体で高度に発現していることを明らかにした。著者らがFE-UPTAKE-INDUCING PEPTIDE1(FEP1)と命名したこれらの遺伝子のうちの1つの発現は,鉄欠乏条件下で誘導され,葉と根の維管束組織および葉の葉肉細胞において観察された。特に,FEP1の欠失または挿入突然変異は,苗条における鉄蓄積の障害を示したが,根における鉄レベルは正常であった。FEP1の人工誘導発現は,塩基性HELIX-L00P-HELIX38(bHLH38),bHLH39,IRON-REGULATED TRANSPORTER1(IRT1)およびFERRIC REDUCTION OXIDASE2(FRO2)のような鉄欠乏応答遺伝子を誘導するのに十分であり,植物体における鉄蓄積をもたらした。更なる分析から,コード化ペプチドはこの活性の原因であるが,FEP1 RNAはそうでないことがわかった。特に,FEP1によるbHLH39活性化は,鉄欠乏反応における重要な転写因子であるFER-LIKE IRON DEFICIENCY INDUCED(FIT)には関係がなかった。まとめると,著者らの結果は,FEP1がArabidopsisにおける鉄獲得のための以前に記述されていない調節機構を介して鉄ホメオスタシスに機能することを示した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物の生化学  ,  植物生理学一般 

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