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J-GLOBAL ID：201802283317775876   整理番号：18A1493821

超高層建築物の階段における防災訓練時の集団避難の研究

Study on Mass Evacuation during Fire Drills in a Stairwell of Super High-rise Buildings

著者 (3件)： WU Guan-Yuan (Central Police Univ., Tao-yuan, TWN) ,  MIZUNO Masayuki (Tokyo Univ. Sci., JPN) ,  KE Chao-Kuan (Central Police Univ., Tao-yuan, TWN)
資料名： 日本火災学会論文集  (Bulletin of Japan Association for Fire Science and Engineering)
巻： 67  号： 2  ページ： 57-69  発行年： 2017年08月30日 
JST資料番号： F0459A  ISSN： 0546-0794  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究では,超高層建築物の階段における人間の移動特性を調査した。防災訓練に基づき,合計229人の参加者が7ケースの避難を,それぞれ高さが約508mと140mの台北101と新台北市ホールで実施した。これらのケースのうち,ケース1~6は台北101で行い,ケース7は新台北市ホールで行った。避難の状況を階段においてカメラと観測者によって記録し,データを手動で抽出した。種々の床の間隔に対する階段の下降避難時の参加者の速度特性を提示し解析した。ケース1~6で測定した垂直方向の平均速度は0.22~0.24m/秒の範囲内に集中し,歩行速度は0.61~0.65m/秒以内であった。ケース1~6において階段到着時の参加者の時間最大密度は1.8人/m²であった。ケース7では,垂直方向の平均速度と歩行速度は,それぞれ0.31m/秒と0.98m/秒であり,階段到着時の参加者の時間的最大密度は1.3人/m²であった。さらに,転倒,グループ移動,携帯電話の使用などのようないくつかの避難行動を観察し,検討した。本研究において,結果は超高層建築物における避難モデルに対する基本的なパラメータを改善するために重要であり,身体的に障害のない避難者で行った他の研究で見出された結果と比較した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *階段 ,  *超高層建築 ,  *適応訓練 ,  *時間 ,  調査 ,  人間行動
準シソーラス用語： 実測調査 ,  超高層建築物 ,  *避難訓練 ,  避難行動 ,  *避難所要時間

分類 (1件)： 火災  (RA02020B)

タイトルに関連する用語 (6件)： 高層建築物 ,  階段 ,  防災訓練 ,  集団 ,  避難 ,  研究