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J-GLOBAL ID:201802283410684181   整理番号:18A1865090

唐・長安城の芙蓉園と曲江池の形態と意匠に関する小考

A study on the shape and design of Furong Imperial Garden and Qujiangchi Lake in the Chang’an of the Tang Dynasty
著者 (1件):
資料名:
号: 32  ページ: 1-16  発行年: 2018年03月31日 
JST資料番号: L4390A  ISSN: 0919-4592  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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唐の芙蓉園と曲江池における従来の先行研究では,芙蓉園の芙蓉池と曲江池を同一と見なし,曲江池が芙蓉園の園内に位置していたという理解が主流になっている。だが,唐の当時の史料を中心とした一部の先行研究では,芙蓉池と曲江池は別物であり,芙蓉池は芙蓉園の園内,曲江池は園外にあったことを明らかにしている。本稿は唐・長安城の芙蓉園と曲江池の全盛期であった8世紀前半に焦点を当て,先行研究を踏まえた上で,唐代に著された関連の詩賦と書籍を中心とし,信憑性の高い後世の関連記録と詳細に対照して史資料批判を行い,唐・長安城の芙蓉園と曲江池における具体的な形状と造園手法が窺える記述を引き出して整理した。更に,それらの記述を関連の考古調査成果および現地の地形と統合し,造園学の視点から唐・長安城の芙蓉園と曲江池の実像に迫ることを試みた。その結果,1)芙蓉池は南北長が1700mあまり,東西の最大幅が600mの南北に長い不整形の園池で,芙蓉園内の西部に位置していたこと,2)曲江池は芙蓉園の北西にあり,東西長が2773m,南北長が556.5mを超えない東西に長く曲折した護岸を持つ不整形な形状で,その水域は標高の異なる数段になっており,通善坊・修政坊・敦化坊の北土塀,修政坊・通善坊・曲池坊の西土塀,通善坊・曲池坊・無名の坊の南土塀,敦化坊・無名の坊の東土塀に囲まれた区域内に収まっていたことが明らかになった。(著者抄録)
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分類 (1件):
分類
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公園,造園,緑化 
引用文献 (44件):
  • 金白蓮「発掘調査成果から見た中国初期庭園の特徴」『日本庭園学会誌』、 2015年3月、No.29、P6
  • 後漢・班固(32-92年)『漢書』卷五十七下「司馬相如傳・第二十七下」 http://www.guoxue123.com/shibu/0101/00hs068.htm(2016年10月26アクセス)
  • 北宋『太平御覽』卷一九七「居處部二五・園圃」勅により977-983年にかけて著。http://www.guoxue123.com/zhibu/0201/03tpyl/0196.htm(2016年10月26アクセス)
  • 北宋『太平寰宇記』卷二十五「關西道一・雍州一」勅により976-983にかけて年著、中華書局、2007.11、P525。
  • 「曲江公園懐想′′曲江観涛′′盛景」『揚洲晩報』2012.6.12 http://news.yzwb.com/system/2012/06/12/010571707.shtml(2016年10月26アクセス)
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