文献

J-GLOBAL ID：201802283809523215   整理番号：18A1890302

トドマツ人工林間伐時の車両走行により締め固められた集材路における土壌貫入抵抗の経年回復

Recovery of Soil Penetration Resistance on Compacted Skid Trails after Forest Thinning in Central Hokkaido.

著者 (5件)： 佐藤弘和 (北海道立総合研究機構林業試験場) ,  津田高明 (北海道立総合研究機構林業試験場道南支場) ,  倉本惠生 (国立研究開発法人森林総合研究所) ,  飯田滋生 (国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所九州支所) ,  橋本徹 (国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所北海道支所)
資料名： 日本森林学会誌  (Journal of the Japanese Forest Society)
巻： 100  号： 4  ページ： 110-115(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： F0858A  ISSN： 1349-8509  CODEN： NSGICL  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： トドマツ人工林内に設置された集材路において車両走行による土壌の締固めの回復過程を評価するために,間伐前,間伐直後,間伐5年後と6年後における表層土壌の土壌貫入抵抗を測定した。土壌貫入抵抗の鉛直プロファイルから,間伐直後では表層から深さ0.2mまでに硬い層が形成された。しかし,間伐6年後において,間伐直後の値に比べ土壌貫入抵抗は低下した。これより,集材路において車両走行により締め固められた土壌硬度は,間伐後5~6年で回復したことが示唆された。また,本論では,表層土壌の締固めを評価する土壌締固指数(SCI)を考案した。SCIにより,土壌の締固め程度を一つの数値で表すことができた。(著者抄録)

シソーラス用語： *トドマツ ,  *人工林 ,  *間伐 ,  *林道 ,  *土締固め ,  集材 ,  表層土 ,  表層 ,  土壌層位 ,  指数 ,  *林業機械 ,  車両 ,  *土壌貫入抵抗 ,  *道路
準シソーラス用語： 回復過程

著者キーワード (10件)： 土壌の締固め ,  土壌貫入抵抗 ,  回復 ,  集材路 ,  土壌締固指数(SCI) ,  soil compaction ,  soil penetration resistance ,  recovery ,  skid trail ,  soil compaction index (SCI)

分類 (2件)： 伐木,造材  (FF04000W) ,  土壌物理  (FB04030R)

引用文献 (23件)：

• Allbrook RF (1986) Effect of skid trail compaction on a volcanic soil in central Oregon. Soil Sci Soc Am J 50: 1344-1346
• Dickerson BP (1976) Soil compaction after tree-length skidding in northern Mississippi. Soil Sci Soc Am J 40: 965-966
• 福井佑介・小杉緑子・松尾奈緒子・高梨 聡・谷 誠 (2007) 生育地, 生活形態の多様な樹種における水利用様式の比較.水文・水資源学会誌 20(4): 265-277
• Froehlich HA, Miles DWR, Robbins RW (1985) Soil bulk density recovery on compacted skid trails in central Idaho. Soil Sci Soc Am J 49: 1015-1017
• Hatchell GE, Ralston CW, Foil RR (1970) Soil disturbances in logging. Effects on soil characteristics and growth of loblolly pine in the Atlantic Coastal Plain. J For 68: 772-775

タイトルに関連する用語 (6件)： トドマツ ,  人工林 ,  間伐 ,  集材 ,  土壌貫入抵抗 ,  回復