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J-GLOBAL ID：201802283811310913   整理番号：18A0109542

配位硝酸基の位置によるジスプロシウム化合物の遅い磁気緩和の調節

Modulating Slow Magnetic Relaxation of Dysprosium Compounds through the Position of Coordinating Nitrate Group

著者 (6件)： MA Fang (Beijing Normal Univ., Beijing, CHN) ,  CHEN Qi (Beijing Normal Univ., Beijing, CHN) ,  XIONG Jin (Peking Univ., Beijing, CHN) ,  SUN Hao-Ling (Beijing Normal Univ., Beijing, CHN) ,  ZHANG Yi-Quan (Nanjing Normal Univ., Nanjing, CHN) ,  GAO Song (Peking Univ., Beijing, CHN)
資料名： Inorganic Chemistry  (Inorganic Chemistry)
巻： 56  号： 21  ページ： 13430-13436  発行年： 2017年11月06日 
JST資料番号： C0566A  ISSN： 0020-1669  CODEN： INOCAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 種々の反応温度下でのピリジン-N-オキシド含有Schiff塩基配位子と硝酸ジスプロシウムとの反応により,互いに異なる立体配置(すなわちオルト対パラ)を示す2つの配位硝酸塩が存在する2つのジスプロシウム錯体を生成した。磁気的研究から,2つのパラ配位硝酸塩を有する鎖ジスプロシウム錯体がゼロ直流場下で磁化の速い量子トンネリングを示す一方,2つのオルト配位硝酸塩を有する二核錯体は,ゼロ磁場下51Kの有効エネルギー障壁をもつ熱活性化プロセスを示すことを示唆した。さらに理論的および磁気構造的関係研究から,2つの配位硝酸塩の相対位置がDy³⁺イオンの周りの結晶場に有意に影響し,Dy³⁺イオンの異なる磁気異方性,ならびにそれらの異なる緩和挙動をもたらし得ることを示した。

シソーラス用語： *磁気緩和 ,  *ジスプロシウム化合物 ,  アゾメチン ,  配位子 ,  硝酸塩 ,  立体配置 ,  ジスプロシウム錯体 ,  磁化 ,  トンネル効果 ,  結晶場 ,  磁気異方性 ,  緩和現象 ,  窒素複素環化合物 ,  X線回折 ,  プログラムパッケージ
準シソーラス用語： Schiff塩基 ,  SHELXL ,  ピリジン類 ,  硝酸ジスプロシウム ,  量子トンネリング

分類 (3件)： 第3族元素の錯体  (CE01060J) ,  遷移金属元素(鉄族元素を除く)の錯体の結晶構造  (BK09030X) ,  その他の無機化合物の磁性  (BM06060P)

タイトルに関連する用語 (4件)： 硝酸 ,  ジスプロシウム化合物 ,  磁気緩和 ,  調節