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J-GLOBAL ID：201802283872068429   整理番号：18A2235167

熱延ロールに生じる黒皮の熱伝達に及ぼす影響

Influence of Work Roll Surface Oxide Scale on Interface Thermal Transfer

著者 (3件)： 藤原昌平 (名古屋大学大学院工学研究科) ,  阿部英嗣 (名古屋大学大学院工学研究科) ,  湯川伸樹 (名古屋大学大学院工学研究科)
資料名： 鉄と鋼
巻： 104  号： 12  ページ： 735-741(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： F0332A  ISSN： 0021-1575  CODEN： TEHAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 熱間圧延プロセスにおいて,ワークロールの熱膨張の正確な予測は,それがストリップの輪郭に影響を及ぼすために必要である。熱膨張の正確な計算はロールとストリップ間の正確な熱伝達係数を必要とし,ワークロールの表面上の酸化物スケール(黒皮)は熱伝達係数に影響する重要な因子の1つである。黒皮と熱伝達係数の間の明確な関係が必要であるが,実験室での黒皮の形成は困難であるため,明らかになっていない。本研究では,最初に,実験室における熱間圧延ミルの黒皮の生成法を開発した。一軸圧縮接触実験を用いて,熱間圧延中のワークロールとストリップ間の接触を模擬した。パンチの表面上に黒皮を模擬する酸化物スケール層が得られた。異なる種類のストリップ材料から生成した黒皮の厚さを測定した。次に,種々の厚さの黒皮に対する界面熱伝達係数を測定した。パンチの測定温度とFEMによる計算機シミュレーションの結果を比較することにより,熱伝達係数を得た。これらの結果から,黒皮の厚さと熱抵抗の関係を明らかにした。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *熱間圧延 ,  *ワークロール ,  *スケール ,  金属酸化物 ,  酸化膜 ,  熱膨張 ,  熱伝達 ,  帯板 ,  熱伝達率 ,  接触 ,  シミュレーション ,  厚み ,  厚み測定 ,  界面 ,  有限要素法 ,  熱抵抗 ,  圧縮試験
準シソーラス用語： 黒皮

著者キーワード (8件)： 熱間圧延 ,  熱膨張 ,  熱伝達係数 ,  工場規模 ,  熱間圧延 ,  熱膨張 ,  熱伝達係数 ,  工場規模

分類 (1件)： 圧延技術  (WC06030Z)

引用文献 (24件)：

• 1) 中島浩衛,山本普康:大同工業大学紀要,31(1995), 37.
• 2) R. Nawata, Y. Sugimura and Y. Sano: J. Jpn. Soc. Technol. Plast., 36(1995), 1128.
• 3) J. Ikeda: J. Jpn. Soc. Technol. Plast., 40(1999), 17.
• 4) K. Goto, Y. Matsuda, K. Sakamoto and Y. Sugimoto: ISIJ Int., 32(1992), 1184.
• 5) Y. Sano, T. Hattori and M. Haga: ISIJ Int., 32(1992), 1194.

タイトルに関連する用語 (4件)： 熱延 ,  ロール ,  黒皮 ,  熱伝達