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J-GLOBAL ID：201802283948892948   整理番号：18A0320287

九州育種場に保存されているキハダ接ぎ木クローンの成長形質と薬用成分

著者 (8件)： 谷口亨 (森林総合研) ,  河村文郎 (森林総合研) ,  磯田圭哉 (森林総合研) ,  松下通也 (森林総合研) ,  高田直樹 (森林総合研) ,  濱本光 (森林総合研) ,  佐藤新一 (森林総合研) ,  佐藤省治 (森林総合研)
資料名： 森林総合研究所林木育種センター年報(Web)  (Annual Report. Forestry and Forest Products Research Inst. Forest Tree Breeding Center (Web))
巻： 2017  ページ： 137-140 (WEB ONLY)  発行年： 2017年08月 
JST資料番号： U0442A  ISSN： 2187-8722  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・薬用植物キハダ(Phellodendron amurense)の成長形質と薬用成分をクローン別に調べ,キハダ優良系統の選抜についての検討。
・林木育種センター九州育種場で植栽の40接ぎ木クローンについて,成長形質(樹高,胸高直径,枝下高,内樹皮厚,外樹皮厚)の測定,内樹皮乾燥重量当たりの薬用成分(ベルベリン,パルマチン)含有率のHPLC測定,葉と根から抽出したDNAを用いたジェノタイピング。
・2015年時点の残存95個体は48遺伝子型に分けられ,76個体は接ぎ木増殖クローン,残りの19個体は台木由来クローンと判定,主要な薬用成分ベルベリン含有率のクローン推定値は2.9~5.7%と判明。
・樹齢の増加と肥大に伴うベルベリン含有率の増加の確認。

シソーラス用語： *キハダ【植物】 ,  *薬用植物 ,  含有量 ,  植物成長 ,  樹皮 ,  遺伝学実験技術 ,  遺伝子型 ,  DNA【核酸】 ,  クローン ,  酸素複素環化合物 ,  ピリジニウム ,  プロトベルベリンアルカロイド ,  フェノールエーテル ,  芳香族縮合化合物
準シソーラス用語： Phellodendron amurense ,  ジェノタイピング ,  成長形質 ,  内樹皮

分類 (2件)： 薬用植物  (FC03075M) ,  植物の生化学  (EH01050J)

物質索引 (1件)： ベルベリン

引用文献 (6件)：

• 厚生省健康政策局創薬・新医療技術研究会:キハダ(薬用植物 栽培と品質評価part7)、薬事日報社、15-28、66pp. (1998)
• 日本漢方生薬製剤協会:原料生薬使用量等調査報告書(4)-平成25年度および26年度の使用量-、 日本漢方生薬製剤協会、36pp. (2016)
• 谷口亨・河村文郎・高田直樹・磯田圭哉・松下通也・佐藤新一・濱本光・佐藤省治:キハダ22年生クローンのアルカロイド含有率と成長、関東森林研究67(2)(印刷中)(2017)
• 中島豊・若松茂樹:キハダ系統間のベルベリン含有率について(II)-幼齢木の分析-、日林九支研論集、48、215-216(1995)
• 田村明・山野邉太郎:キハダ幼齢期における諸特性、日林学術講演、110、274-275(1999)

タイトルに関連する用語 (5件)： 保存 ,  キハダ ,  接ぎ木 ,  クローン ,  成長形質