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J-GLOBAL ID:201802284026975110   整理番号:18A0458849

その場マイクロ曲げ試験により調べた引抜パーライト鋼のカソード水素チャージ中の水素脆化抵抗の異方性

Anisotropy in Hydrogen Embrittlement Resistance of Drawn Pearlitic Steel Investigated by in-situ Microbending Test during Cathodic Hydrogen Charging
著者 (9件):
資料名:
巻: 58  号:ページ: 340-348(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: F0100A  ISSN: 0915-1559  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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引抜きパーライト鋼の優れた水素脆化抵抗の原因を調べるため,ラメラ界面と関して切欠き方位が異なる切欠きマイクロカンチレバーを集束イオンビームにより作製し,空気中および電気化学ナノインデンテーションによるカソード水素チャージ中でマイクロ曲げ試験を行った。空気中では,押込荷重は押込変位の増加と共に単調に増加し,どの切欠き方位でも亀裂は発生しなかった。水素チャージ中に押込荷重は減少し,亀裂が発生した。変位に関連して荷重の低下が大きくなり,ラメラ界面に対して法線方向の切欠きよりも平行方向の切欠きの方が亀裂が深くなった。さらに,走査電子顕微鏡および走査透過型電子顕微鏡によりマイクロカンチレバー内の静止した亀裂を観察した。ラメラ界面に平行な切欠きにおいて,ラメラ界面に沿って鋭くて長い亀裂が確認された。セメンタイトラメラが不連続な場所で亀裂は停止していた。格子画像では,亀裂の片側にセメンタイトが確認され,ある亀裂では他の側にフェライトが確認された。フェライト-セメンタイト界面は優先亀裂経路であり,ラメラ界面に平行方向の水素脆化抵抗は法線方向より優れていると結論付けられた。また,引抜パーライト鋼の方向性ラメラ配列は引抜線の半径方向の亀裂伝播を抑制し,引抜方向の水素脆化抵抗が向上したことが示唆された。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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その他の金属組織学  ,  機械的性質 

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