文献
J-GLOBAL ID:201802284260423737   整理番号:18A0263423

5-フルオロウラシルは結腸直腸癌の治療におけるヒストンアセチルトランスフェラーゼp300/CBPを標的とする【Powered by NICT】

5-Fluorouracil targets histone acetyltransferases p300/CBP in the treatment of colorectal cancer
著者 (13件):
資料名:
巻: 400  ページ: 183-193  発行年: 2017年 
JST資料番号: E0606B  ISSN: 0304-3835  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
5-フルオロウラシル(5 FU)はリボ核酸とデオキシリボ核酸の合成を妨害することが知られているが,結腸直腸癌(CRC)におけるその治療効果の基礎となる機構は完全には解明されていない。は5-FUの新規薬理学的効果とCRC治療のためのそれらの重要性を明らかにするために,十分に確立された抗癌標的,ヒストンアセチル化に対する5-FUの影響を調べることを目的とした。結果は,5-FUは複数のCRC細胞株における全体的なヒストン脱アセチル化を誘導することを示した。5-FUはクロマチンにヒストンアセチルトランスフェラーゼp300とCBPの結合能を低下させ,リソソームによる分解を誘導することを同定した。更なる研究は,5-FUにより誘導されるp300/CBPの分解はシャペロン介在性オートファジー,熱ショック同族蛋白質70kDa(hsc70)及びリソソーム関連膜蛋白質2A(LAMP2A)により仲介されるに依存したことを明らかにした。さらに,p300/CBPの分解は5-FUに対する細胞抵抗性に関連し,分解を阻止するCRC細胞における5-FUの細胞毒性を増強するからである。臨床データから,著者らはCRC組織におけるp300/CBPの低発現は,5-FU治療を受けている患者からの5-FUベース化学療法に対する不良な臨床応答と関連しており,262の結腸直腸試料の分析に基づく密接であることを示した:p300/CBPの高発現の症例と比較して,低い発現を示す遺伝子は低い長期無病生存率と初期の進行増加を有していた。これらの結果は,p300/CBPの分解を促進することにより全体的なヒストン脱アセチル化を含む5-FUの新規薬理学的効果を明らかにし,感受性5-FU治療への有望な予測因子としてのp300とCBPを明らかにした。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
, 【Automatic Indexing@JST】
分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
消化器の腫よう  ,  遺伝子発現 

前のページに戻る